特集
カテゴリー
タグ
メディア

職場の「問題人物」にはこうやって立ち向かおう

職場の「問題人物」にはこうやって立ち向かおう

Inc. : あなたの職場に、侮辱や怒り、脅しによって自分の望みをかなえようとする同僚がいると想像してみてください。その人の問題行動が、周囲の全員に心理的な損害をもたらし、チームのパフォーマンスと健全さが危機にさらされ始めたとします。そのような状況には、どう対処すればよいでしょうか?あなたが問題を解決する必要はありません。そういった問題児は、人事担当者か上司が事前に排除しているはずです(さらに言えば、そのような人物は最初から雇わなければ済む話です)。

しかしご存じの通り、こうした予防策がいつも機能するとは限りません。上司が争いを避けるタイプだったり、その有害な同僚が仕事はできるタイプだったりしたらなおさらです。

そのため、自分で何とかしなければならない場合もあるでしょう。

大学で臨床心理学を教えるMary Lamia博士が『Guardian』紙に寄稿した記事によれば、問題児の同僚が関わる人を馬鹿にしたり脅したりするときは、その背後に何があるかを理解することが重要なのだそうです。

背後にあるのは「ゆがんだ羞恥心」

最初に理解すべきなのは、職場で人を攻撃したり侮辱したりする行動の背景には、多くの人が考えがちな「自尊心の低さ」よりはむしろ、「ゆがんだ羞恥心」があるということです。

「いじめっ子のように振る舞う人は、自尊心が高く、うぬぼれが強い傾向にあります。彼らは自分の羞恥心を消し去るために他者を攻撃します。他者を攻撃すれば、自分の感情に気付かずに済むわけです」さらに、「仕事ができないと思われそうになると羞恥心が出てきてしまい、他者を攻撃します」とLamia氏は説明しています。

彼らは、問題を抱えたときに自分を責める傾向のある人を攻撃することで、自分が羞恥心を回避しているということに、まったく気が付かないのです。

「他者を攻撃すると、自身が感じている羞恥心をかき消せるばかりか、自分には力があると感じてしまいます。いじめっ子が他者を傷付けるのは、自分の立場を高めるためですが、その際、自分が劣等感を抱いていることは自覚していません。嫌がらせをしたり威嚇したりすることで、自己否定の感情は覆い隠されたままになるのです

同情は無用

Lamia氏によると、このような背景を理解すれば、より効果的な対応が可能になるそうです。

その第1段階は、お人よしにならないこと。いじめっ子さながらの行動は、不満や自己嫌悪の表れだと正当化してあげる必要などありません。

むしろ、周囲と協力していじめっ子を孤立させ、会社が解雇に踏み切るか、本人が尻尾を巻いて逃げ出して別の部署に標的を定めるまで待つことをおすすめします。

Lamia氏は次のように結論付けています。

「威圧的に振る舞ういじめっ子のような人に対処する場合は、同僚たちと協力するのが1番です。いじめの被害者は孤立の危険にさらされていますが、一致団結して対抗することで、被害者の気持ちに寄り添うこともできます。皆が一丸となって問題行動について話し合うことが、いじめの抑制につながります。」

How to Handle a Workplace Bully, According to a Clinical Psychologist | Inc.

Jessica Stillman(訳:米井香織/ガリレオ)

Photo by Shutterstock.
swiper-button-prev
swiper-button-next