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Airbnb、中国のミレニアル世代をターゲットにした新ブランドを発表

Airbnb、中国のミレニアル世代をターゲットにした新ブランドを発表

inc.:Airbnbは2017年3月21日に、中国での新ブランド「Aibiying(愛彼迎)」を立ち上げたと発表しました。このブランド名は、「愛をこめてお互いを歓迎する」という意味です。

Airbnbが強調しているのは、特に中国のミレニアル世代に向けたサービスの強化です。CEOを務めるBrian Chesky氏はプレスリリースの中で、「中国には、違う形で世界を見たいと望む、まったく新しい世代の旅行者が存在しています」と述べています。Goldman Sachsが2015年に発表したレポートでは、中国のミレニアル世代人口は全体の31%を占め、その数はおよそ4億1500万人にのぼると推定されています。

Airbnbの調査によると、中国から外国へ行く旅行者数は2016年の1年間だけで142%増加しており、中国のAirbnb利用者の80%は35歳未満であることがわかっています。短期滞在型の宿泊サービスを展開する同社の中国での利用者は、これまでに160万人に達しています。

Airbnbは、「旅」と「体験」を集めた新機能の提供を上海でスタートさせる計画です。また、Airbnbのアプリは、「Alipay」のような中国の大手決済サービス業者に対応していますし、「WeChat」を通じて登録することもできます。

Airbnbは中国重視の姿勢をさらに強めており、エンジニアなどの現地スタッフ数を3倍に増員し、中国での投資額を倍増する計画を立てています。また、中国各地の行政機関と密に連携する新路線を継続し、上海、深セン、重慶、広州の行政当局と趣意書を交わしています。

Airbnbの投資家らが特に注目しているのは、中国が世界最大のラグジュアリー市場であるという事実です。さらに、裕福な若年層の数が増え、脱工業化分野の労働力を担い始めています。AllianceBernsteinで新興市場分析を専門とするSammy Suzuki氏は、ニュースサイト「ValueWalk」に投稿した2015年の記事で、「中国のミレニアル世代は、可処分所得と冒険心が膨らむにつれ、より遠くへと旅行し、旅行中の支出額も大きくなる傾向が見られます」と書いています。「ミレニアル世代がより長距離の旅行を行うようになるのに伴い、世界の旅行・観光業界にとって、中国はますます魅力的な市場になると考えられます」

Sonya Mann(原文/訳:風見隆/ガリレオ)

Photo by gettyimages.
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