
春は引越や新生活など、家の中を改めて見直す時期。
衣替えと一緒に不要なモノを選別したり、新居であれば必要な家具を揃えたり、手間がかかる一方で楽しい時間だったりもしますが、ようやく部屋の整理が片づいたと思ったら、壁やテーブルの上にホコリが、収まりきれずに散らかったままの小物を目にすること、よくありますよね。
そこで、新生活に合わせて、日々の生活に役立つ掃除と収納アイテムを、インテリア&プロップスタイリストの窪川勝哉(くぼかわ・かつや)さんにセレクトしてもらいました。

玄関や各部屋に置きたい、インテリアのアクセントになるハンディモップ

そこでセレクトしたのが、出しておいてもサマになり、いつでもサッと使えるコップ型のケースに入ったハンディモップです。
ケースに収めれば、多少汚れたモップでも目隠しになり、持ち手が木製なので、見た目にモップだと感じさせないので、インテリアのアクセントとしてどこにでも置けるのがポイント。高さも約30㎝とそれほど目立たないので、僕だったら植物の鉢と一緒に、玄関やリビングに置きたいですね。
使わないときは、部屋を彩るオブジェにもなる、ハンディクリーナー

そこで、2つ目としてセレクトしたのが、身近な汚れを掃除する吸引型のアイテム、「リチウムオーブ」です。その名の通り、リチウムイオン充電池を搭載した、使わないときは球体になる充電式のコードレス・ハンディクリーナーは、充電台に置いたたたずまいが、掃除機とは思えないオブジェのようなデザインなので気に入っています。

ハンドルを持ち上げると同時にノズルが開き、ボタンを押せば吸引がスタート。デスクまわりやソファなどの室内だけでなく、手軽に持ち運べるのでクルマの中の掃除にも便利ですよね。
製造・販売しているブラック・アンド・デッカーは、創業約100年の米国メーカー。アポロ15号が月面着陸の際に、同社のコードレスドリルを使用したことでも知られ、電動工具で培ったコードレス商品には高い実績があります。実際、「リチウムオーブ」を使ってみましたが、小さい割に吸引力もパワフルなので使い勝手はいいですね。
見せるインテリアとして使いたい、収納ボックス

日常的に使わないモノを入れてクロークにしまっておくのもいいですが、たまに使うけど隠しておきたい小物や読みかけの雑誌を入れておき、見せる収納ボックスとして室内に置くのもおすすめです。
また、蓋付きの3サイズが揃っているので、重ねてサイドテーブルにしたり、使わないときはLサイズの中にM・Sサイズをマトリョーシカ人形のようにしまっておくこともできるので、幅広く活用できるはずです。
掃除や収納アイテムは見えない場所に置くものと思っていましたが、「あえてインテリアの一部のように見せる」という発想は新しい発見でした。家の片付けに忙しくなる時期だからこそ、いつでもそばに置きたい、長く付き合えるアイテムを揃えたいですね。
(聞き手・文/香川博人、協力/窪川勝哉)
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