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「トランプ政権下のアメリカ」を現地から発信するエッセイスト/翻訳家・渡辺由佳里さんの仕事術

「トランプ政権下のアメリカ」を現地から発信するエッセイスト/翻訳家・渡辺由佳里さんの仕事術

敏腕クリエイターやビジネスパーソンに仕事術を学ぶ「HOW I WORK」シリーズ。今回お話を伺ったのは、アメリカ在住で、昨年のアメリカ大統領選挙を現地からリポートしたニューズウイークでの連載「【2016米大統領選】最新現地リポート」と洋書の書評連載「ベストセラーからアメリカを読む」でも話題になった、渡辺由佳里(わたなべ・ゆかり)さんです。

今年1月には最新刊『トランプがはじめた21世紀の南北戦争: アメリカ大統領選2016』(晶文社)を上梓した渡辺さんの仕事術は、どういったものなのでしょうか。

渡辺 由佳里(わたなべ・ゆかり)

助産師、日本語学校のコーディネーター、広告代理店勤務、外資系企業のプロマネなどを経て、1995年よりアメリカ移住。2001年に小説『ノー ティアーズ』で小説新潮長篇新人賞受賞。新刊洋書を紹介するブログ「洋書ファンクラブ」を主宰し、医学、ビジネス、小説の翻訳を手がけるかたわら、アメリカ文化、政治、ソーシャルメディアについての本を執筆。夫と共同経営するマーケティング戦略会社の雑用重役でもあり、職業を尋ねられると困る人。最新刊は『トランプがはじめた21世紀の南北戦争: アメリカ大統領選2016』(晶文社)

居住地:アメリカ ボストン近郊 現在の職業:エッセイスト、洋書の書評家、翻訳家、コンサルタント 仕事の仕方を一言で言うと:毎日の優先リストを前夜に更新して黙々と片付ける。 現在の携帯端末:iPhone 6 現在のPC:MacBook Pro

1. 「これがないと生きられない」アプリ/ソフト/道具は何ですか?

iPhoneに入れている「Audible」。オーディオブック(本を音声で聴くサービス)を聴くアプリです。

2. 仕事場はどのような環境ですか?

料理をしながら仕事ができる、キッチンの横にあるオフィス。そこではMacBookを大きなスクリーンにつなげていますが、ノート型PCなので家の中も移動しますし、旅行先のどこでもオフィスにできます。

3. お気に入りの時間節約術は何ですか?

料理、掃除、食事の片付け、洗濯などの家事をするときにはAudibleで、トレッドミル(ランニングマシーン)のときには機械の音がうるさいのでKindleで洋書の読書をします。好きな読書をしながらだと面倒なことが楽しみになります。「イラチ」なので、Audibleは1.25倍から2倍速で聞きます(前者は小説、後者はノンフィクション)。たまには3倍速のことも(笑)。

4. 愛用している、仕事をうまく進行させるためのツール(ToDoリスト、アプリ、道具など)はありますか?

私は、手で書くことによって頭が整理できる人なので、机の上に置いてある大型のノートに、ToDoリストもアイディアも自由に書き込みます。スケッチのような感覚です。

5. 携帯電話とPC以外で「これは必須」のガジェットはありますか?

「Kindle Paperwhite」です。海外旅行にも必ず持っていきます。Kindleはアンダーラインが引けるので、書評用の本を読むときには、オーディオブックとあわせてKindle版も買うことが多いです。

6. 仕事中、どんな音楽を聴いていますか?

音があると集中できないタイプなので、何も聴きません。音楽はリラックスしたいときや踊りたいときに聴きます。

7. 仕事において役に立った本、効果的だった本は何ですか?

洋書だけでも1年に250冊ほどは読みますので、特にこれと言った本はないです。けれども夫(ディヴィッド・ミーアマン・スコット)の本を推敲したり、翻訳することで、新しいことにチャレンジする方法や仕事哲学を相当学びました。それが現在の仕事にも活きています。

8. 現在、どんな本を読んでいますか?

ノンフィクション、娯楽小説、文芸小説など異なるジャンルを同時進行でいつも読んでいます。この質問をお尋ねになる日が異なれば、タイトルも異なります(笑)。また、『ニューヨーク・タイムズ』『ワシントン・ポスト』『ボストン・グローブ』などの新聞にも必ず目を通します。

9. 睡眠習慣はどのようなものですか?

超早寝早起きで、午後9時から午前3時がコアの睡眠時間です。寝室にはテレビなどの機器はなく、雑音や光も取り除くようにしています。日中に疲れて頭が働かなくなったら、15分ほどカウチで昼寝します。

10. 仕事をよりよく進めるために「習慣」にしていることはありますか?

時間を作るための習慣は多いです。頭がよく働くのが早朝なので、起床したらすぐにEメールの返信を片付け、それから執筆に取り掛かります。外が明るくなったら、近くの森に1時間半ほどジョギングに行きます。

ストレッチとシャワーの後、銀行、郵便局、食料品の買い出しを午前中に片付けます。午後また仕事を続け、夕方4時から夕飯の支度。夫と一緒の夕食後は、あまり頭を使わなくてすむEメールとソーシャルメディアの対応です。紙媒体の本を読むのもこの時間帯です。仕事に追われているときには、就寝まで仕事をします。

11. いまお答えいただいている質問を、あなたがしてみたい相手はいますか?(なぜ、その人ですか?)

小さいお子さんがいるのに活躍している日本の「働くお母さん」です。活躍している男性は必ずといっていいほど、雑用のすべてを引き受けてくれる有能な女性が家にいます。

でも、女性は育児や家事もやっています。「よく壊れずにやっているなあ」と思います。その大変さをもっとオープンにして、公的援助をぜひ作ってあげてほしいです。

12. これまでにもらったアドバイスの中でベストなものを教えてください。

「家族に迷惑をかけてまで好きな仕事をして失敗したら責任を持てない」と尻込みしていたときに、夫がくれた「ベンチャーキャピタリスト(ベンチャー会社への投資会社)のように考えればいい」というアドバイスです。

「世界で最も成功している投資家でも成功率は100%ではない。10投資して2つか3つ成功すればそれで成功」という考え方に、心が軽くなりました。それからです、遠慮せずにいろいろなことを手がけるようになったのは。

13. 最近購入したものの中から、特に気に入っているものがあれば教えてください。

3年ほど前から使っている、運動、睡眠、心拍数を記録するアクティビティトラッカー「Fitbit HR」です。これを使うと、タクシーより徒歩、エスカレーターより階段を登りたくなります。海外出張では、1日3万歩、階段昇降を200階という記録があります。マラソンのタイムじゃなくて、その更新が私の目標です(笑)。

(ライフハッカー[日本版]編集部)

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