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「吠え続ける隣人の犬」を黙らせる方法

「吠え続ける隣人の犬」を黙らせる方法

犬は人間の最高の友ですが、吠え続ける犬にうんざりさせられることもあります。特に隣人の犬が一晩中吠えたり、こちらが隣家に少しでも近づくと、毎回うるさく吠えたてるのにはムカつきます。幸いにして、波風をたてずに、そんな犬を静かにさせて平和と静けさを取り戻す方法があります。

まず隣人に話してみる

言うまでも無いことですが、何かする前に隣人に話してみましょう。自分の犬がそこまで吠えていることに気づいていない可能性があります。もしかしたら飼い主が仕事で不在のときに吠えているのかもしれません。あるいは、飼い主は既にこの問題を認識していて何とかしようとしているところかもしれません。飼い主に好意的に解釈してあげましょう。間違っても激しく責め立てたりしないことです。でないと相手は自己防衛に回るだけです。

この場合、隣人と面と向かって話すことが肝心です。対立を避けるにはドアに匿名のメモを残すのが得策だと思うかもしれませんが、それでは簡単に無視されてしまいます。直接話して実情を認識してもらいましょう。この機会に相手をよく知り、好かれるようにすれば、問題を解決したいと思ってくれます。隣人と話すのを拒むようでは、問題の半分はあなたの側にあります。

隣人は犬を飼うのが初めてで、どうしたら良いかわからないという場合は、正しい方向に誘導しましょう。無駄吠えしないように躾けるコツを提供している「Humane Society」のようなサイトを紹介したり、地域のプロのドッグトレーナーを紹介したりしてください。こちらが労力を払い情報を提供すれば、試してみようと思ってくれるかもしれません。

犬の視界を遮る・犬と仲良くなる・犬に慣れてもらう

あなたが自宅の裏庭に出るたびに犬が吠えるようなら、犬の視界を遮ると効果があるかもしれません。犬は自分のテリトリーを守ろうとしているのかもしれず、あなたが犬の視界に入らなければ犬は危険を感じないはずです。隣家の敷地との境界線に目隠し用のフェンスや生け垣を作りましょう。

もちろん、犬はあなたが裏庭にいるときの物音や匂いだけで吠えてしまうこともあります。犬の視界を覆ってもダメとなっても...もう"実力行使"しか手段がない、なんてことはありません。とりあえず、慈悲の心で思いとどまりましょう。犬はあなたが自分や家族の脅威になると思うから吠えるのです。DOGthusiast.comを設立したドッグトレーナーのJen DeHaanさんは、犬と仲良くなることを提案しています。犬と顔を合わせて少し一緒に遊ばせてもらえないか、隣人に丁寧に頼んでみましょう。あなたの存在や匂いに犬を慣らすようにするのです。隣人にあなたの家の庭に犬を連れてきてもらい、犬に新しい場所とさまざまな匂いに慣れてもらうのもお勧めです。食べ物も簡単に犬のハートをつかむ手段ですが、他人の犬に飼い主の許可無く餌をやってはいけません。犬によっては消化不良を起こすこともありますし、犬の健康上の理由で特別な食事を与えていることもあるからです。あるいは犬にアレルギーがあることもあります。隣人の犬を病気にするのは極力避けるべきです。どうしても犬に餌をやりたいときは、飼い主に普段どんなおやつを犬に与えているか聞いて、それをあなたからときどき犬に与えてもいいか尋ねましょう。

最後に、あなたが裏庭に出るたびに犬が吠えるのは、あなたがめったに裏庭に出ないせいかもしれません。犬はあなたの存在に慣れる必要がありますが、週に1度しか裏庭に出ないならそれは無理な話です。ノイズキャンセリングのヘッドフォンをつけて裏庭で読書する、庭仕事を始める、あるいは草の上でワークアウトをするなどしてみましょう。少なくとも、使い古しの靴やTシャツや靴下をフェンスのところに置いて犬があなたの匂いに慣れるようにさせれば、もうあなたがいても驚かなくなります。

犬笛やソニックトレーニング機器を使う

超音波領域の音を出す犬笛は、人間には聞こえませんが、犬の耳にはとても嫌な音として聞こえるため、犬の躾に使われています。隣人に相談しても犬が静かにならないようなら、犬笛を使うことで快適な自宅に居ながらにして隣家の犬を躾けることができます。手順は以下の通りです。

  1. 犬笛を入手しましょう。オンラインで10ドルから15ドルで買えます(編注:Amazon.co.jpでも数百円で入手できます)。
  2. その犬笛をいつでも簡単に手に取れる場所に置いておきます。
  3. 犬が吠え始めたら、犬笛を吹きましょう。

犬笛を使い始めると、最初は犬はこれまで以上に吠えるかもしれませんが、忍耐強く続けると報われます。犬は犬笛が大嫌いなので(でもご心配なく。犬を傷つけることはありません)吠えるたびにその嫌な音が聞こえることに最後は気づくようになり、吠えるのをやめます。犬笛のアプリもありますが、隣家の犬に使えるほど大きな音は出ないかもしれません。実際の犬笛は十分大きな音を出すので、アパートに住んでいても壁を通して隣家の犬に使えます。

犬笛を使う躾を続けることは無理だと思う場合は、Dogtek Sonic BirdhouseCY Ultrasonic Outdoor Bark Controllerのような「ソニックトレーニング機器」を使うのも一案です。そうしたデバイスを隣家の庭に面した木に取り付けると、犬が吠えるたびに犬笛と似た超音波を自動的に発します。

苦情を正式に届け出る

何をやってもダメな場合の最終兵器は、大家や住宅所有者組合、動物管理組合、農村部なら所轄の警察に正式な正式な苦情を届け出ることです。ペットの騒音はアパート賃貸契約条件や住宅所有者組合の契約の違反になることが多く、特に夜間の一定時間を過ぎて犬が吠える場合は抵触します。コミュニティによっては、動物保護施設が地域の平和を乱す犬の飼い主に出頭を求めることもあります。

お住いの地域の法律と自治体条例を必ずチェックしましょう。例えば、ロサンゼルスの地方条例は、「過剰な騒音」を「不当に迷惑や不快感、攻撃性を感じさせる音、あるいは、犬が飼われている敷地から合理的な距離で近接しているコミュニティや近隣地域で1人以上の人間の生活や敷地の快適さに不当に干渉する音」と定義しており、ほとんどの都市では似たような法律が適用されています。苦情を申し立てると、犬の飼い主は警告を受けます。それでも問題が継続して、騒音の証拠がある場合は、裁判所に召喚されます。そこまでいっても隣人が改めない場合は、もうこちらが引っ越すことを考るべきかもしれません。

Patrick Allan(原文/訳:春野ユリ)

Illustration by Angelica Alzona.
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