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「飛行機事故」の大半は生存可能なものである:元CAがレクチャーする「安全・無事に脱出する方法」

「飛行機事故」の大半は生存可能なものである:元CAがレクチャーする「安全・無事に脱出する方法」
「飛行機事故」という言葉から、そう考える人はあまりいないかもしれませんが、実は飛行機事故の大半は、たとえば滑走路を横滑りするといったような類のもので、命が助かるケースが多いのです。元キャビンアテンダントのCheryl A Schwarts氏は、乗っていた飛行機が事故に見舞われた際に、身を守り、無事に脱出するために役立つアドバイスをコミュニティサイトQuoraに投稿しています。Schwarts氏のアドバイスのうち、いくつかのものは大体予想がつく内容です。でも、とても大切なことなので、必ず頭に入れておいてください。機内で前の座席のポケットに入っている、安全のしおりに必ず目を通すようにするとか、フライトのはじめにモニターに映される安全説明のビデオや、キャビンアテンダントの説明を集中して見るとか、ごく単純なことが事故から身を守るために、きわめて重要になってくるのです。またSchwarts氏は、自分の座席が飛行機の中のどこに位置しているのか、いちばん近くの出口はどこにあるのかについても、把握しておくようにとアドバイスしています。非常扉の位置を把握しているかいないかで、避難のスピードが大きく変わってくるのです。

Schwartz氏は、次のようにも言っています。

不時着時に取るべき姿勢も頭に入れておいてください。もし、前に座席があるのなら、その背もたれの上に手を重ね、おでこを乗せましょう。墜落の際には、激しい揺れが起こりますが、頭をしっかりと固定すれば、揺れが少なくなり、頭や首が鞭打ち症になるリスクが軽減されます。もし、前に座席がないのであれば、できる限り身体を深く折り曲げ、膝の裏をつかみ、足をしっかりと抱きかかえるようにしてください。もちろん、シートベルトはきつくしっかりと締めておくこと。

落下してくる荷物にも気を付けましょう。ブランケットやジャケット、コートなどで頭と首と背中を守るようにしてください。そのほかにも、頭上の棚から飛び出してきた荷物や、落下してきた天井などの衝撃を和らげられるようなものなら何でも構いません。

最後に、彼女は何よりも大切なことについて述べています。それは、誰かから明確な指示がくるのを待つのではなく、自分でアクションを起こせるようになるということ。アクシデント発生後は、キャビンアテンダントが乗客に指示を出すというのが理想ですが、それは自分の頭を使って無事に脱出しようと努力することを放棄する理由にはなりません。持ち物のことはあきらめて(まじめな話、以下のリンクのスレッドでSchwartz氏は、持ち物をかき集めたり、かばんを見つけようとしたりすることは、命取りになると説明しています)、できる限り素早くいちばん近くにある扉から脱出するようにと言っています。

大半の飛行機事故は、生存可能なものです。ですが、現場検証にあたる人たちは、助かるはずだった事故において、乗客がかすり傷ひとつないまま、シートベルトをつけた状態で亡くなっているのを発見しています。シートベルトを外して脱出するように、誰かが自分に指示してくれるのをただ待ってていたのか、または、どうしたらいいのかまったくわからなかったのでしょう。だからこそ、飛行機が離陸する前の段階で、もしもの場合にやるべきことを頭に入れておかなければならないのです。または、助からなかった乗客たちは、もしかしたら恐怖によって放心状態になり、フリーズしてしまって、シートから動けなくなったのかもしれません。キャビンアテンダントは、事故後もこのような乗客を助けるために飛行機の中に戻るように訓練されています。副操縦士も、中に乗客が残っていないかを見て回ることになっています。しかし、火事になり、煙が立ち込め、再び飛行機の中に戻ることができなければ、席に座ったままの乗客を助け出すことはできません。

Quoraの彼女のコメントでは、これらのことを詳しく説明していますので、ぜひチェックしてみてください。そして、次回は快適な空の旅を楽しめますように。

When an airplane crashes and kills all of its passengers, what specifically causes the people to die? | Quora

Alan Henry(原文/翻訳:大島史)

Photo by Gareth Patterson.
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