あなたの部屋の気分を変える、アクセント・アイテム
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新年を迎えて早1カ月。気分を一新してスタートを切った人も多いかと思いますが、気持ちだけでなく、室内空間も変えてみるのも、新たな気分を盛り上げる1つの方法です。
でも、ソファやテーブルなどをいきなり買い替えるのは難しいのが現実。そこで、さり気ないインテリア小物を採り入れるだけで部屋の印象を変える、選りすぐりのアイテムを、インテリア&プロップスタイリストの窪川勝哉(くぼかわ・かつや)さんにセレクトしてもらいました。

壁に線画を描いたような壁掛け時計で、ギャラリー風のミニマルな空間に

そこで選んでみたのが、デンマークのステルトン社がその名を冠した、壁掛け用のデザイン・クロック「ステルトン・タイム」です。
デンマークは素晴らしい工業製品を生み出しているドイツに隣接していることから、ドイツの機能性と北欧的な洗練さを融合したモダンなデザインが多いのが特長です。「ステルトン・タイム」も、そうしたデンマークのプロダクト文化が反映され、必要最低限の時計機能にオブジェのような美しさと斬新なデザインが、アイキャッチとして室内空間にミニマルで個性的な印象を与えてくれます。
壁が寂しいからとポスターや写真を飾るのも1つの方法ですが、一番目に付きやすい壁を無垢なキャンバスに見立てて、「ステルトン・タイム」だけを飾るとギャラリー風の空間になり、部屋がランクアップした気分になると思います。
また、色違いの「ステルトン・タイム」を2つ壁に掛けて、ワールドクロックのようにするのも、遊び心があっておもしろいですね。新しい自分の時を刻むアイテムとしておすすめです。
世界的デザイナーが手掛けたシューホーンで玄関をモダンに彩る

「VOYAGEシューホーン」では、自身の作品がパリのポンピドゥー・センターやルーブル美術館に永久保存されているイギリス出身の著名なデザイナー、マイケル・ヤングを起用。
下部(黒い部分)が錘になっているスタンドタイプのシューホーンは、ステンレス製の曲面の裏側が靴ベラになっています。余計なモノや考えを削ぎ落とし、突き詰められたスタイリッシュさに機能性と曲線の美しさを凝縮した、いかにもデンマークらしいデザインですよね。
高さはわずか50㎝程度ですが、その存在感に訪れた人は目を見張るはずです。実は、私もしばらく自宅で愛用していたんですが、昭和の木造家屋の玄関には、モダンなデザインが合わなかったので友人に譲ってしまいました。しかし、現代的なマンションの玄関には似合うはずです。出かけるときにジョージ・ジェンセンのシューホーンで靴を履く。それだけでも、気持ちよくありませんか。
室内空間に変化をつけたり、気分を変える一番わかりやすい方法は、目につく場所の印象を変えてみることかもしれません。気分一新で新しい1年を過ごしてみる。そう考えているあなたは、窪川さんがセレクトしたアイテムを参考にしてみてください。いつからはじめるか、なにから試してみるかは、あなた次第ですよ。
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