
MakeUseOf:Appleの新しい「AirPods」は、外見も機能もまるで未来の製品です。ただし、購入を検討しているのであれば、全力で守り抜く必要があることを覚えておいた方が良いでしょう。もし紛失してしまったら、69ドルの交換費用が掛かるからです。しかも、理由はそれだけではありません。
Appleは「iPhone 7」と「iPhone 7 Plus」を発表した時、「勇気を振り絞って」、ヘッドホンジャックを廃止しました。つまり、最新のiPhoneを購入する人は、ワイヤレスヘッドホンに移行するか、手持ちのヘッドホンを使うためのドングルを入手しなければならないということです。
幸い、Appleはこの問題と同時に、解決策を発表しました。それが新製品AirPodsです。同社の人気商品「EarPods」のワイヤレス版で、さまざまなメディアの音を聞いたり、電話をかけたり、「Siri」にアクセスしたりといったすべてをBluetooth経由で行うことができます。
製品の供給は数カ月遅れていましたが、12月上旬、ついに発売されました。そして、飛ぶように売れていくのを確認したAppleは、「iPhoneの修理サービス料金」ページにAirPodsの項目を追加しました。
片方失くしたら69ドル...
残念ながら、159ドルの購入価格(日本の販売価格は1万6800円)以外にも、かなりのお金が掛かることになるかもしれません。無償修理または交換の対象となるのは、購入から1年以内に欠陥が見付かった場合のみです。それ以外の修理、交換はすべて有料です。
もしAirPodsを紛失してしまったら、69ドルの交換費用が掛かります。充電ケースも同様です。本体または充電ケースを破損した場合も、69ドルで修理または交換することになります。バッテリーが劣化した場合も、49ドル(日本は4800円)のサービス料金を支払わなければなりません。
つまり、Appleに直接的な落ち度がない限り、AirPodsの修理や交換には上記の追加費用が掛かるということです。それを考えると、細心の注意を払い、大切に扱うことをおすすめします。ぞんざいな扱いをすれば、法外な料金を請求されることになります。
まるで、ヘッドホンジャックを廃止するという勇気ある決断は、Appleに巨額の利益をもたらすために行われたようなものです。そうは思いたくありませんが...
Apple Will Charge You $69 for Lost AirPods|MakeUseOf
Dave Parrack(訳:米井香織/ガリレオ)
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