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HOW I WORK

技術がもたらすいい変革に関わりたい。敏腕マーケター上野美香さんの仕事術【ライフハッカーが選ぶ、2017年の活躍に注目したい人々】

技術がもたらすいい変革に関わりたい。敏腕マーケター上野美香さんの仕事術【ライフハッカーが選ぶ、2017年の活躍に注目したい人々】

今年のライフハッカー[日本版]の新年特集は「HOW I WORK」特別編です。2017年の活躍が楽しみなクリエイターやビジネスパーソンの方々に、独自の仕事術やお気に入りのビジネスツール、今年の活動テーマ等をお聞きしました。今回はTwitterやEvernoteのマーケティングも手がけてきた、フリーランスの上野美香さんに、仕事術をお聞きしました。

上野美香(うえのみか)
ネット・IT系ベンチャーの立ち上げから成長期におけるマーケティング、事業開発、広報等の支援を行うフリーランス。2016年までEvernote 日本法人にてマーケティング全般と広報を統括。日本オフィスの立ち上げ、ユーザーコミュニティの醸成、広告に頼らないマーケティングを通し日本市場での認知拡大、ユーザー数増加に貢献する。Evernote 以前には、Twitter(日本語版)のマーケティング、ITベンチャーの株式上場・IR支援などを担当。TEDxTokyoや、スタートアップ向けイベントSlush Asiaの運営ボランティアに参加。

居住地:東京都 現在の職業:マーケター/フリーランス 仕事の仕方を一言で言うと:関わる人が気持ちよく動ける環境作りとコミュニケーションを心がける。 現在の携帯端末:iPhone 現在のPC:MacBook/iMac

1.「これがないと生きられない」アプリ/ソフト/道具は何ですか?

スマートフォン(iPhone)とカレンダーアプリは欠かせません。Googleカレンダーをメインに使っていて、iPhoneのApple標準カレンダーと同期させています。複数のプロジェクトに関わると必然的に打ち合わせや予定が多くなってきて、自分の行動予定をしっかり把握する必要もありますし、同時に作業時間や考えるための時間も確保しなければいけないので、カレンダー上にあえて自分の作業時間を明示的に入れることで、時間を意識するようにしています。

2. 仕事場はどのような環境ですか?

フリーのマーケター(マーケティングの専門家)として仕事をしているので、クライアント先のオフィスが多いです。ノートPCが置ければどこでも仕事場になります。海外の会社とやりとりする際は、日本時間の朝か夜が多いので、自宅で電話会議に入ることもよくあります。

3. お気に入りの時間節約術は何ですか?

仕事に必要な情報や資料は、デバイスや環境問わずに(2段階認証等も利用しながら)常にアクセスできるようにしています。また、あとから何かを調べたり探したりする時間をできるだけ減らすため、タイトルに中身のわかるフレーズを使う、プロジェクトに関するユニークな言葉を入れておくなど、検索ですぐに見つかる書き方を心がけています

また、予定が入るとき、相手のアポイントを取るとき、ミーティングをする前にはこまめにメモをとるようにしています。ミーティングや面談の目的、会う相手の場所や連絡先、ミーティングの準備メモ、事前に見ておくべき資料を、予定を作ったその段階でカレンダーの説明欄に入れておきます。もしミーティング用のメモが長くなる場合や、資料がある場合は、そのドキュメントへのリンクをはっておきます。

4. 愛用している、仕事をうまく進行させるためのツール(ToDoリスト、アプリ、道具など)はありますか?

ファイルストレージとして。プレゼン資料などサイズが大きくても同期可能なのが便利。

仕事をすすめる上での自分用のメモや議事録、プロジェクトの情報整理に。

とくにスプレッドシートが便利。数字の分析以外にも、プロジェクトの全体管理等にも活用しています。

  • スキャナ

紙資料は残らずデジタル化。Evernoteに入れておき、検索可能にする。

  • ビデオ会議/音声会議

Skype、Googleハングアウト、Slackなどでミーティング。テキストのやりとりよりも、話した方が早く解決できるものも多々あるので欠かせない。

5. 携帯電話とPC以外で「これは必須」のガジェットはありますか?

最近では、Misfitを毎日つけてアクティビティトラッキングしています。自分の歩数・活動量に敏感になり、よく歩くようになりました。付け忘れると、その日1日がっかりするくらいです。仕事面ではプレゼンすることも多いので、プレゼンテーション用のスイッチャーはよく使います。

6. 仕事中、どんな音楽を聞いていますか?

何かをしっかり考えたり、文を書いたり、プレゼンを作ったりするなど、本当に集中したいときは聴きません。作業する場が若干騒がしいときは、周囲の音をカットするためにイヤホンをつけるときもあります。ながら作業ができる仕事の場合は、エレクトロニカが多めです。ジブリの曲をピアノアレンジしたプレイリストを聴いたりすることもあります。

7. 仕事において役に立った本、効果的だった本は何ですか?

最近読んだ『〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則』(著:ケヴィン・ケリー、NHK出版)は、同じIT関連産業に関わるものとしてとても興味深く読みました。未来がどのように進むか明確にはわかりませんが、本書に示されている人の行動に影響を及ぼすトレンドや人の考え方の傾向は、自分の今の仕事に接する上でも欠かせない考え方です。

8. 現在、どんな本を読んでいますか?

『フューチャー・オブ・マインド―心の未来を科学する』(著:ミチオ・カク、NHK出版)、『投資家がお金より大事にしていること』(著:藤野英人、講談社)、人工知能関連の書籍

9. 睡眠習慣はどのようなものですか?

6~7時間はとるようにしています。Misfitや、OURAを使って睡眠の質と時間をトラッキングしてみたところ、眠りがとても浅いことが分かったので、日中できるだけ歩いたり動くようにしたり、寝る前は明かりを落としてゆったりするようにしています。

10. 仕事をよりよく進めるために「習慣」にしていることはありますか?

ミーティングは相手の時間を「取る」ことだと意識し、できるだけ目的をはっきりさせ、話し合うことを事前に準備・整理し、時間内に終わるように心がけています。表敬訪問や、とりあえずお会いしてご挨拶を・・・という目的がはっきりしないミーティングはしないようにしています。

作業面では、自分がボトルネックにならないように、作業優先順位を常に確認したり、自分で抱え込まずにチームにうまく割り振りするようにしています。

11. いまお答えいただいている質問を、あなたがしてみたい相手はいますか?(なぜ、その人ですか?)

伊藤穰一さん(マサチューセッツ工科大学メディアラボ所長)。元上司なので、仕事ぶりは身近で見てきたものの、今となってはメディアラボ所長として世界で活躍し、限られた時間で多くのことをこなし、かつ好きな趣味も手を抜かないJoi。どこにそんな時間があるのかと思うほどのバイタリティ溢れる活動の裏にどんな姿勢やポリシーがあるのか、いつか聞いてみたいです。

12. これまでにもらったアドバイスの中でベストなものを教えてください。

「(クリエイターかビジネスパーソンかに関わらず)ビジネスって"作る"こと。人は何かを作る。あなたがやっている仕事は面白いし、作ってるってことだ」「アンディ・ウォーホルの言葉がある。"Making money is art and working is art and good business is the best art."」

個人的にもらったアドバイスではありませんが、伊藤穰一さんが言う「地図よりもコンパスを持とう(Compass over maps)」は常に行動指針にしています。目的地までの道筋を描いた地図よりも、向かっている方向がわかる羅針盤を持つ――複雑で変化が早く、多様な世の中になった現代では、詳細な計画(地図)を練っても、環境が常に変化していくので往々にして計画も役に立たなくなり修正を求められる。それよりも、柔軟に対応し、向かっている方向を見極め、臨機応変に対応していく力が大事だということです。

13. 2017年の抱負や力を入れて取り組んでいきたいことについて教えてください。

自分が力を出せる分野、好きなモノに関わりながら楽しく仕事ができる環境を作っていけたらいいなと思います。もともとシステムエンジニアだったので、技術が好きで、その進化にはいつも感動しています。技術が可能にすることや社会にいい変革をもたらすところ、人の能力を拡張させるようなこと・製品・サービスに関わっていきたいという思いが強いです。また、そのプロジェクトや製品、会社に貢献できる仕事を通して、いいチーム作りに参加できたらいいですね。

14. 最近購入したものの中から、特に気に入っているものがあれば教えてください。

雑貨屋で買ったブーツ。安くてデザインも良くて、アイディア商品もいっぱいある日本の雑貨屋さん、最高。

(ライフハッカー[日本版]編集部)

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