リーダーとして活躍している女性はブロンドヘアーの人が多い
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Inc.:統計によると世界の人口の中で生まれつきブロンドヘアーの割合はわずか2%なのにもかかわらず、海外の女性議員の約3分の1がブロンドヘアーであり、さらにアメリカ有名企業の女性CEO(最高経営責任者)となると、ほぼ半数もの人がブロンドヘアーなのです。この統計はカナダのブリティッシュコロンビア大学ビジネススクールの教授であるJennifer Berdahl氏と、Natalya Alonso氏との共同研究によるものです。
Berdahl氏は「ハーバード大学のビジネススクールで、講師の女性がほとんどブロンドヘアーだった」と述べており、多くの大学女性学長がブロンドヘアーである点にも注目しています。
アメリカで最初の最高裁判所の女性刑事サンドラ・デイ・オコナ―氏やヒラリー・クリントン氏、副大統領候補であった政治家のジェラルディン・フェラーロ氏といった方々は、生まれつきブロンドヘアーではないのですが髪を染めています。
なぜブロンドヘアーの女性がリーダーとなるのか?
一般的に白人の人たちは他の人種に比べて、リーダー的ポジションに立つことが多いです。
ただ、このブロンドヘアーに対する好みが、男性のリーダーに対してはあまり当てはまらないといわれています。たとえば、米国大企業の男性CEO(最高経営責任者)のうち、ブロンドヘアーの人は2%に過ぎません。
また、ブロンドヘアーの女性は魅力的で親しみやすいですが、ほかの人たちよりも知能や能力といった点では劣るというイメージを持たれています。
Berdahl氏とAlonso氏は、まさにそこがポイントだと言います。
親しみやすく、柔軟性があり、挑発的でない女性は強いリーダーとして見てはもらえませんが、逆に女性が力強く、男性的なスタンスを取ると尊敬はされますが、性格が悪い、きつい女性というレッテルが張られてしまい、リスクをおかすことになりかねません。
影響力のあるリーダーは、力強く信頼できる人である必要があります。そして、そのように振る舞うリーダー的な立場の女性は、ブロンドヘアーであることによって、親しみやすく、たとえ命令を下す立場であったとしても、柔らかく感じることができます。
この説を検証するべく、Berdahl氏とAlonso氏は100人の男性に対して、髪の色に対する反応を測定する実験を行いました。
ブロンドヘアと髪が暗い色の女性の写真に対して、魅力的かどうか、能力がありそうか、自立しているかどうかを評価するよう求められた男性は、全ての女性を同じように魅力的だが、髪が暗い色の女性の方がより能力が高く、自立しているように見えると回答したのです。
リーダーとして活躍している女性がブロンドヘアーである根拠が多く見られました。
Berdahl氏は「ブロンドヘアーに染めることによって女性的で、憎めなく、無邪気であるという印象を与え、さらに決断力があり独立していれば成功できるといえるでしょう」と述べています。
リーダーとして活躍するポジションに立つことが最優先ですが、もしあなたが成功したいのであれば髪を染めてみてはいかがでしょうか?
Why Women Who Want to Be Leaders Should Dye Their Hair Blond, According to Science | Inc.
Minda Zetlin(訳:コニャック)
Photo by Pixtaランキング
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