Microsoftから、カラーブラインドの人のためのアプリが登場

ギズモード・ジャパンより転載:色の違いを、わかりやすく。
カラーブラインド(色盲)の人々が普段見えない色を示してくれるというのが、Microsoft(マイクロソフト)の新しいアプリ「Color Binoculars」。
「たとえば僕は赤と緑を識別するのが難しいんだけど、このアプリだと赤は明るく、緑は暗くみえるから、色の違いが明確になるんだ」と、使用感を語るのは制作者のTom Overtonさん。カラーブラインドであり、Microsoftのソフトウェアエンジニアです。MicrosoftのHP上に公開されているブログで「カラーブラインドの人々が普段、違いがわかりづらい色の組み合わせを判別するのに役立つアプリだ」と説明しています。

僕がカラーブラインドだと知ったのは15歳のとき。視力検査で発覚したんだ。男性は12人に1人がカラーブラインドだって聞いたことがあったし、そこまで驚かなかったよ。
異なる色のドットや大きな斑点のような文様が描かれたカードをいくつか見せられて、そのなかにある数字や文字を言う検査だったんだけど、僕には見えなかったんだよ。
それまでもそれ以降もカラーブラインドであるからといって大きな困難を感じたことはなかった。鮮やかな色の世界を十分に見ることができないって思うとちょっともどかしく感じたけどね。
このアプリは超シンプルだよ。最もメジャーな赤/緑、緑/赤、それから青/黄色と、3種類のモードに分かれているんだ。
カラー調整機能をオフにすれば、普段見えてるままの世界とカラーブラインドじゃない人の見ている世界を比較することも可能なのだとか。
「カラーブラインドであることをどうにかしてくれるわけではないけれど、一度このアプリでフルカラーの世界を見るのはなかなかクールだ」と、レビューを残しています。
iPhone向けダウンロードはiTunesから。残念ながらAndroid向けリリースはまだ発表されていないようです。
image by Microsoft
source: Microsoft via The Verge
William Turton - Gizmodo US [原文]
(Rina Fukazu)
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