ロボット掃除機って実際便利なの? 2万9800円の「RoboVac 20」で初体験してみた
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「ロボット掃除機って、実際どうなの?」
クイックルワイパー党の僕にとって、それは長きにわたる疑問でした。ロボットに何ができるのだ、やはり人力だろう、と。まわりに聞いてみても「毎日使ってる」「最近は放置気味」と、賛否両論。これはもう自分で試してみるしかない。

ということで、モバイルバッテリーで有名なAnker社の新家電ブランド「eufy(ユーフィ)」の「RoboVac 20」を使ってみました。
本体価格は29,800円(税別)。価格を重視する消費者の声に応える安価なモデルです。
使ってみた感想をまとめると...
- オート操作もマニュアル操作もできる
- 意外としっかりゴミが取れる
- 3時間以上の連続使用可能
- 1回の充電で最大100㎥(家全体)を掃除できる
- 厚さ8cmなので、ベッドやソファの下も掃除できる
- ロボット掃除機入門にはピッタリ
- ペットみたいでかわいい
- リモコン操作がシビア
- ゴミ捨て時に手が汚れる
- 冷却ファンがホコリを舞い上げる
- 段差につまづいて進まないことがある
これらをふまえて、実際の使用感を紹介していきます。
見た目には高級感がある

さっそくアンボックス。手触りはプラスチックですが、光沢のある黒いボディにはどこか高級感があり、眺めているとややテンションがあがります。
ちなみにソニックウォールは、いわば柵のようなもので、「ココから先は侵入禁止だぞ」と「RoboVac 20」に指令を出すモジュールです。

充電ステーションは「RoboVac 20」にとって家のような存在。ここで眠って元気を回復するんだと思うと、子犬のように思えてきました。
異なる移動パターンがプログラムされた6種のオートモード+リモコンで操作できるマニュアルモードの計7種の掃除モードから、自分の部屋に合ったモードを選べます。

充電が完了したようなので、さっそくリモコンで起動...リモコンが効かない?
いろいろ試して見た結果、どうやら僕の操作に問題があったみたいです。受信判定がけっこうシビアなので、しっかりと本体に向けて操作しないと反応してくれません。信号を送れる最大距離は1mほどでした。
実際の操作感を動画に撮ってみました。昆虫みたいでかわいい。
思った通りの方向に旋回するのは難しく歯がゆさを覚えますが、完全には分かり合えないこのもどかしさを、愛おしく感じ始めている自分がいました。

5分ほど走らせて取れたゴミがこちら。細かいチリから木片まで、意外としっかり回収しているな、というのが素直な感想です。
ただ、ゴミを捨てるときに、ダスト容器の中のフィルターを手で取り外さなければならないのは残念でした。せっかくロボットを使って掃除しているので、最後まで手を汚さずに済むようなフローがベストですよね。
「RoboVac 20」は、ロボット掃除機のエントリーモデル

今回使用した「RoboVac 20」は、比較的安い価格のロボット掃除機なので、導入を迷っている人がまず試しに購入するのにピッタリだと感じました。いきなり5万円の機種に手を出すよりは手軽です。
ただ安価なモデルなせいか、気になる部分もありました。リモコンやダスト容器の使用感の他にも、バッテリー冷却用のファンのせいでホコリが舞い上がってしまったり、段差につまづいて身動きが取れなくなったり...このへんの精度が上がるのならば、高価なモデルに需要があるのもうなずけます。
「これさえあれば、もう掃除しなくてもいいんだ!」と思って購入すると、ガッカリしてしまいますが、外出時に掃除のサポートをしてくれる相棒くらいの認識でいると、かなり便利に感じると思います。
小さなホコリはロボット掃除機に、大きなゴミは自分で、としっかり分業すれば、掃除にかかる時間は短くなるでしょう。
とにかく動きがかわいいので、名前をつけてペット化してもいいですね。懐いてくれるといいな...!
「roomie」ではほかにも便利な家電を紹介しておりますので、ぜひこちらからご覧ください。
実際便利なの? ロボット掃除機初体験の僕がレビューする「RoboVac 20」 | roomie(ルーミー)
(飯塚レオ)
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