「Galaxy Note 7」とうとう生産中止へ

ギズモード・ジャパンより転載:焦って「6」をスキップしたせいなのか? あっという間に終了してしまいました。
バッテリー発火事故を受けてのリコール後も代替機が航空機内で発火するなど事故が続き、全世界で販売が一時中止されていたSamsung(サムスン)「Galaxy Note 7」。とうとうSamsungは生産を打ち切ることを発表しました。
もともとGalaxy Note 7のバッテリーには、Samsung SDI製のものとALT製の2バージョンがありました。そして当初、バッテリーの発火が起きたのはSamsung SDI製のほうでした。その後、SamsungはALT製バッテリー端末への交換プログラムを行なうのですが、その代替機もアメリカの航空機内で発火事故が起きたのは皆さんもご存知のとおり。このことから、問題はバッテリーではなく機種そのものにあったのでは、という疑問も広まっていました。
以下はSamsungから米Gizmodoに寄せられたコメントです。
Galaxy Note 7のオーナーはどちらかのプログラムを選択してください
1、Galaxy Note 7をGalaxy S7かGalaxy S7 edgeへと交換することができます。また、Galaxy Note 7のアクセサリー類も交換可能です。
2、全額の返金
また、Galaxy Note 7の交換に応じた場合には25ドルのギフトカードやストア課金、あるいはアクセサリー用の購入代金を受け取ることができます。
というわけで、Galaxy Note 7は機種自体が「なかったこと」になるという、異例の終焉を終えることとなりました。
Samsungのハイエンドスマートフォンは、通常モデルの「Galaxy Sシリーズ」と大型モデルの「Galaxy Noteシリーズ」の2本立て。そのうちの片方が一時的とはいえラインナップから抜け落ちる影響は大きいでしょう。
もともとGalaxy NoteシリーズはSシリーズよりも先に先端技術を取り入れてきた経緯があり、今回のGalaxy Note 7も性能や機能自体はとても好評でした。ただ、どんなに高性能であったとしてもそれは「安全に使えること」が大前提。今後、Galaxy Note 7にどのようにして発火事故が起きたかの詳細な調査報告が待たれます。
source: Christina Warren
Adam Clark Estes - Gizmodo US[原文]
(塚本直樹)
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