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クリエイティブであり続けるための17の方法

クリエイティブであり続けるための17の方法

Inc.:クリエイティブでいることは筋肉を維持するのと同じです。鍛えないとなまってしまいます。

しかも、同じエクササイズを繰り返していると筋肉が慣れてしまい効果が出なくなるので、常に変化をつけるようにしていなければならない点までも同じです。

このごろマンネリ化しているな、と思うときは次のことを試してみましょう。

1. 名作『ハリー・ポッター』シリーズを生んだ「紙ナプキンにメモ」

紙ナプキンに書きつけたメモが、J.K.ローリングさんの代表作『ハリー・ポッター』シリーズにつながったことは今や伝説となりました。本当の話かどうかは別として、有意義なアイデアを書き出す練習としては良い方法です。紙ナプキンにメモを取ろうとするとどれほど書きにくいかご存知でしょうか? 紙ナプキンの表面は文字を書くのには向かないので、吟味して選び抜いたことだけを書くことになります。外食するときはぜひ彼女のやり方を見習ってみましょう。

2. 毎日アイデアを10個書き出す

これは、私のお気に入りになっている「クリエイティブの筋トレ」です。実現したら面白いと思えるアイデアを毎日10個書き出しましょう。実現化に要する時間や予算のことは気にしないでください。現実的かどうかは問題でなく、単に心を自由に解き放ち思うに任せてみることです。2、3日これを実践すると、素晴らしいアイデアがあふれ出てくることに驚くでしょう。

3. 実現不可能に見えるアイデアを1つずつ検証する

これはクリエイティビティに逆からアプローチするようなものです。次回ミーティングが行き詰まってしまったら、全員で思いつく限りのベストなアイデアをすべて書き出してみましょう。違った方向に目を向けてみることです。「実現不可能」と思われるアイデアもすべて書き出しましょう。面白いことに、驚くほどうまい解決策がやすやすと出てきます。

4.利き手でない方の手を使って書く

これは私が大学で詩の授業を受講していたとき学んだエクササイズです。ミニマリズムの重要性を実感するために、利き手でない方の手を使って詩を書くようにと指示されました。そうすることで、書く速度は遅くなり、うまく書くこともできなくなり、相当イライラします。結果として、無駄な言葉は無意識のうちに削られて、本当に言いたいことだけを書けるようになります。そして、大胆なまでに簡潔にして刺激的な作品が生まれるのです。この手法を別の場面でも応用してみましょう。

5. 言いたいことを絵にしてみる

イラストレーターでなくても、言葉の代わりに記号や棒線画を使ってメッセージを伝えることはあるでしょう。提案書、本のチャプター、プレゼンテーションなどを作成しようとしているときは、自分のアイデアを文字で書き出す代わりに絵に描いてみるようにしましょう。言葉の正体が自ずから明らかになります。

6. 記憶だけを頼りに伝えたいことを組み立てる

これも詩の勉強を通して学んだエクササイズです。紙の上にすべてを書き出す代わりに、頭の中で記憶だけを頼りにして自分の伝えたいことを組み立てましょう。これをある程度の期間続けると、次の2つのことが起こります。まず、記憶に残るほど鮮明でないことは自動的に削除され(良いことです)。次に、何でも短く簡潔にするようになります。そうしないと記憶できないからです。ここまでできたら、文字にして書き出しましょう。

7. 書きながら声に出してみる

声に出してみましょう。静かに座って脳みそだけ忙しく回転させていると、結局思っているのとは違うことになってしまうことがあります。大きな声で口に出し、それを自分の耳で聞きましょう。感じてみましょう。特にライターは自分の作品を声に出して読んでみてください。自分の肉声をツールとして使うと素晴らしい題材が浮かぶことがあります。騙されたと思ってやってお試しください。

8. 散歩のときペンを携帯する

ノートパッドは要りません。ペンだけでいいのです。何か素晴らしいことが浮かんだら、自分の手に書いてください。またしても、簡潔にするテストです。ノートを持って歩くと頭に浮かんだことをすべて書き込んでしまいたくなります。でも、あるのはペンだけで自分の手にしか書けないとなると、書くことを意識的に厳選するはずです。簡潔化するともっともシンプルにしてベストな題材を発見できるかもしれません。

9. ブレインストームならぬ「アイデアストーム」をする

これは「Idea Booth」というサイトで紹介されている戦術の1つです。大きなキャンペーンの準備を始める前に、チーム全員が大きなテーブルに着席してブレインストームならぬ「アイデアストーム」を行います。進行役となる1名が前に出て、そこにいる全員からどんどんアイデアを出してもらい、それをすべて大きなホワイトボードに書き出していきます。15分後、全員で書き出されたアイデアを見直してベストなものをいくつか選択します。次に、選ばれたアイデアを実現する方法を全員で1つ1つ深く掘り下げ、検討します。

10. 読書をする

文字通りの意味ですが、読書の価値は正当に評価されていません。世の中から隔絶された環境でクリエイティブになろうとしている人が多すぎます。たった独りで個室に閉じこもり、鉛筆でデスクをコツコツ叩きながら閃くのを待っていても、名案が閃くことはありません。そのとき抱えている課題に関連するものを何でも読みましょう。その分野における他人の業績、ケーススタディ、解決策を模索中の事項に関する来歴、そういうことを何でもどんどん読むと、答えは自ずから出てきます。

11. あらゆるテクノロジーを身の回りから排除する

大変なのでめったに実行されませんが、やってみると結果は必ず出ます。次に創造性がマンネリに陥ったときは、早起きして実行しましょう。土曜日にするといいですね。電話の電源を切ってクローゼットに放り込んでください。ノートPCを開いてはいけません。終日デジタルの世界から離れて過ごすのです。ついデジタルに手を出したくなったり退屈を感じたら、日記をつける、散歩に出かける、読書するなどしましょう。午後になるとアイデアがあふれ出てくること間違いなしです。

12. 友人の前でブレインストーミングする

なんでも打ち明けられる友人が誰にでもいるでしょう。今回はその人を使いましょう。アイデアが湧かなくて悩んでいるのなら、その人に来てもらって、ホワイトボードを引っ張り出して腰を下ろしたらこう言ってください。「ねえ、僕は自分の思考回路が人にわかるような形でこれを考えていく必要があるんだ。僕が考えていることを説明するからそれに対するフィードバックやアイデアを出してくれる?」 そしてその説明し終わるころまでには、自分で自分に答えを出しているかもしれません。

13. ソーシャルメディアでフィードバックをもらう

会話こそソーシャル・メディアの本来の用途です。3カ月も壁に頭を打ち付けながら「名案」が浮かぶのを待ち続けるより、ソーシャルメディアでいろいろシェアして世の中の反応を見てください。さまざまな人たちと交流することでブレインストーミングして、出てきたフィードバックに基づいて調整していくようにしましょう。

14. いつもと違う変わった時間に起床する

気が進まないかもしれませんが、実に効果的です。普段午前6時か7時に起きているなら、午前3時か4時に起きるようにしてみましょう。まだ真っ暗なうちに、1日のスタートを切るのです。気の弱い人には向かないかもしれませんが、劇的に環境を変えると創造性がスパークするかもしれません。

15. まったく異なるフォーマットで表現してみる

ミュージシャンとしての私がクロストレーニングのエクササイズとしてよく実践していることです。文章で書こうとしている題材をピアノ、楽器、歌などを使い音楽を通して同じストーリーで再現するのです。これも話を簡潔にするのに役立ちますし、潜在していた感情が現れてくることもあります。音楽も結局のところ言語なのです。

16. 手紙として書いてみる

どう言ったらいいかわからないときや誰に対して語りかける作品なのか自分でもよくわからないときには、誰かに対する手紙だと思ってみましょう。心の中でその人を視覚化するのです。どんな外見でしょうか。何歳でしょうか。何を聞きたがっているのでしょうか。その人に対してだけ話しかけていると想定して、文章を書いてください。そうすれば、その語りかける声が自然に自分の正体を現すはずです。

17. とにかく毎日やる

最後に、あらゆるクリエイティブなブレインストーミングに言える本物の秘訣を教えましょう。それは、何が何でも毎日やる、ということに尽きます。毎日鍛えてこそ筋肉が強さを保てるのと同じです。

17 Creative Brainstorming Methods That (Might) Produce Brilliance | Inc.

Nicolas Cole(訳:春野ユリ)

Photo by Shutterstock.
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