時間がない朝に作るエナジー朝食:オリンピックの雰囲気が味わえるブラジルサンド「ミストケンチ」
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暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。料理研究家のオガワチエコです。
まさに夏まっさかりといった感じですね。例年の暑さにくわえ、今年の夏はなんといってもオリンピックがあるので、いつにも増して熱気が漂っています。
ただ、開催国はブラジルという遠い異国の地であり、観戦はもっぱらテレビ中継。しかも時差があるので、ほとんどが深夜の放送になります。そこが少し、気分を損ねるところでもあります。
そこで、今回ご紹介するのがブラジル料理である『ミストケンチ』。ブラジルの定番メニューを食べながら、現地にいるかのような雰囲気を味わいつつ、異国の地で活躍する日本人選手たちに声援を送りましょう!

▼材料(1人分)
ライ麦ロール......1個
ハム......60g
カマンベールチーズ......2個
バター......適量
▼作り方
1. ライ麦ロールを横に半分に切る。
2. 一方の断面にバターをぬり、カマンベールチーズをちぎってのせて、もう一方も一緒にチーズが溶けるまでトースターにかける。
3. 溶けたらハムをのせ、もう一方をかぶせて、縦に半分に切る。
ミストケンチはブラジルの軽食としてお馴染みで、パンにハムとチーズを挟んだ簡単メニュー。日本でいうところのサンドイッチです。
ハムにはビタミンB1が含まれていて、疲労回復効果が期待できます。さらに、チーズにはトリプトファンという成分が含まれていますが、これは体内でセロトニンに変換され、疲労回復や精神的安定をもたらす効果があります。むしろ、アスリートにこそ食べて欲しいメニューですね。夜更かしして、お疲れ気味の朝の食事にもピッタリです。

ハムの塩気とチーズの風味に、ライ麦ロールの香ばしさが加わって、調味料をほぼ使わなくても、十分に満足できる仕上がりに。なるべく良いハムを使ったほうが、味もしっかりして全体の美味しさもアップします。
オリンピックは、世界のトップアスリートたちが、磨き上げた技を競い合うスポーツの祭典。参加することに意義がありますが、応援することにも意義があります。選手たちの真剣な姿や勝利をつかみ取る瞬間を見て、感動的な夏の思い出にしたいですね。
レシピ・文/オガワチエコ
料理研究家。ル・コルドン・ブルー、東京會舘クッキングスクールで料理と製菓を学ぶ。著書に『彼の家に作りに行きたい!純愛ごはん』(セブン&アイ出版)、『おにぎらずの本』(泰文堂)など。道具も調味料もない彼の家で、いかに間単に失敗なく美味しい料理を振舞うかに特化したレシピ本になっている。2015年9月11日には新刊『スティックオープンサンドの本』を出版。
(写真/大崎えりや)
オガワチエコ
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