それ、やばいでしょ! 今すぐバケーションを取るべき7つのサイン

Inc.:「Project Time Off」が毎年発表している米国バケーションレポートによると、今年の米国人は過去最高の6億5800万日のバケーションを無駄にしているそうです。この数字は、米国の働き過ぎ文化を如実に表しています。
バーンアウトが差し迫っていてもがんばらなければならない状況に置かれているなかで、限界を見極めるにはどうしたらいいでしょう? 今すぐにオンラインで航空券を予約してその場を飛び出す必要があることを判断するには、何を基準にしたらいいのでしょう?
ネットを検索すると、数々の提案が見つかります。愉快なものもあれば、シリアスなものもあります。その中から、筆者が独断で選んだアドバイスをご紹介します。以下の兆候が見られたら、それは限界のサイン。すぐに休暇を申請して、旅に出ましょう。
1. 些細なことが気に障る
同僚全員が愚かで迷惑だと感じるなら、おそらく原因は彼らではなく、あなたです。ストレスの専門家、Paula Davis-Laakさんは「Time」の記事でこう解説しています。
「それ、こないだ検討したじゃん」「なぜ俺の指示がわからないんだ?」
こんな思考をしている自分に気づいたら要注意。再充電の時間を取っていないという間違いを犯しているのは、あなたの方なのです。
2. 大好きな人と切り離されている
Forbesの創設者であるRyan Frankel氏はこう言います。
ビジネスは一時的なものですが、家族や個人的な人間関係は永遠です。先日、著名なシリアル・アントレプレナーの女性に、キャリアでもっとも後悔していることを聞きました。すると彼女は、『銀行口座にある全財産と引き換えに両親、夫、兄弟、子どもたちと過ごせたはずの大切な時間を取り戻したい』と即答しました。
大切な人のイベントを逃してしまったり、約束を果たせなかったりといった問題もこれと同じです。子どものダンスのリサイタル、リトルリーグの試合、大切な人の誕生日のお祝いなどをいつもスキップしているようなら、もう少し気にしたほうがよさそうです。
3. ブツブツ文句を言いながら目が覚める
朝起きて最初に口にするのはどんな言葉ですか? 「Cosmopolitan」は、こう警告しています。
目覚めてすぐに望ましくない言葉(F*** my lifeなど)を発するようなら、真剣に休暇の計画をはじめたほうがよさそうです。
4. 自分へのご褒美が効かない
疲れると、つい自分を甘やかしてしまうのが人情です。でも、それでまったく気分が改善しないなら、適度なバケーションなど、もっと過激なアクションが必要です。Cosmopolitanには、こう書かれていました。
カロリーたっぷりのランチが、ここ10年近く長期休暇を取っていないことへの代償になると思っているかもしれませんが、それでは単に、脂で満たされた風船のような気分になるだけです。
人によっては、それがジムをさぼることだったり、ワインを飲むことだったりするかもしれません。
『The Humor Advantage』の著者Michael Kerr氏が、「Business Insider」のインタビューにこう答えていました。
家に着くなりワインに手を伸ばす、食べ過ぎる、日常のエクササイズをさぼるなどの行為はすべて、バケーションが必要なサインです。
5. ユーモアを忘れている
Kerr氏が言うもう1つのサインがこちら。
昔ほど笑っていない自分に気づいたとき、あるいは仕事上の困難なシチュエーションにおいて「おもしろいことを探す」のが難しいと感じたとき。
6. 眠れない
疲れていればよく眠れるはずだと思うかもしれませんが、科学はそれを否定しています。数々の研究で、ボロボロに疲れ果ててストレスが高い状態では、眠りに就くのが難しくなることが明らかになっているのです(さらに、日中眠くなりやすい)。
つまり、睡眠に問題を抱えている場合、ストレス過多による副作用かもしれません。
と、ストレスの専門家Andrew Shatte氏が「Time」に語っています。
7. いつも体調が悪いが、とにかく仕事に行っている
1シーズンで2回もインフルエンザにかかったのに、どちらのときも仕事に行った場合、休暇を取ったほうがいいでしょう。
冗談はさておき、露骨に気分が悪いのに働いているふりをしているなら、それはやはり休暇が必要なサインでしょう。「Time」には、こう書かれていました。
腰痛、頭痛、目の疲れ。これらの症状はすべて、休息が必要であることを示すあからさまなサインです。
7 Signs You Desperately Need a Vacation | Inc.
Jessica Stillman(訳:堀込泰三)
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