
オシャレでシンプルな家具が安く手に入る、組み立て家具。IKEAやニトリをはじめ、家具を買うときの候補に挙げる人も増えました。ところが、当然のことながら組み立て家具を作るにはドライバーなどの工具が必要になります。
しかし、100円均一ショップなどでそろえた普通のドライバーでは、何カ所もネジを回しているうちにすっかり手が疲れてしまいます。
できれば電動ドライバーが欲しくなるところですが、たまにしか使わない電動ドライバーに予算を割くつもりがないなら、1000円前後で手に入るT型ラチェットドライバーがおすすめです。
ANEXの『T型ラチェットドライバー』は、必要最低限のビットを備え、力の入りやすいグリップ形状、さらにラチェット機構を採用しているドライバーです。
ドライバーの規格
プラスドライバーは、No.1とNo.2の2サイズ。マイナスドライバーは、4.5mmと6mmの2サイズを備えています。これは、およそ家庭にあるネジ(DIYできる範疇にあるもの)のほとんどに対応できる組み合わせと言えます。
また、よくあるラチェットドライバーの場合、六角ボルト(ナット)を回すためのソケットレンチも兼ねていて交換ビットが多く、高額な場合が多いのですが、本製品は4パターンのビットに絞られていて安価です。
グリップの形状
プラスドライバーは構造上、強く押さえながらネジを回さないと、浮き上がる力が生じてネジの頭を潰してしまうことがあります。
そこで、非力な人は特に、ドライバーとネジに体重をかけるようにしなければいけませんが、このときT字型のグリップなら、まっすぐに力をかけやすく、ネジの頭を潰しにくくなるのです。
ラチェット機構
自転車は、ペダルを前に漕ぐときには力が掛かりますが、後ろ方向にはギアが空回りするように作られています。このような仕組みのことを、ラチェット機構といいます。
ラチェットドライバーも同様の仕組みで作られていて、グリップを握り直さなくても、回して戻す動作を繰り返すだけで、ネジを締める(緩める)ことができるのです。
T字型グリップの形状と合わせ、本製品が疲れにくい理由はここにあります。

組み立て家具を買うとき、あるいは家庭に常備しておくDIYツールとして、『T型ラチェットドライバー』を持っておくのは悪い選択ではないと思います。
(田中宏和)
田中宏和
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