運動を楽しむための4つのコツ
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cafeglobeより転載:寒さに縮こまっていた身体も少しずつほぐれ、何かをはじめたくなるこの季節。新たにジムに入会したり、エクササイズをはじめようと計画している人も多いのではないでしょうか。
でも、いざはじめてみると、ついつい「今日は何となくやる気が出ないな」と面倒になったり、継続できなかったりしがち。私はこれで、何度か挫折してしまいました。
何とかできないものかと思っていたところ、心身への負担を減らし、運動をもっと楽に感じるためのティップスを見つけました。どれも、大学や研究機関で科学的に証明されたものです。
お気に入りソングを集めた「自分ベスト」を聴く
カナダのマックマスター大学で行われた2015年の研究で、自分のお気に入りの曲を聴きながら運動すれば、高強度のインターバル運動のつらさが和らぐことがわかりました。音楽なしだと、そのような効果は見られなかったのです。またそれ以前のノースウエスタン大学の研究では、低音がきいた音楽を聴くほど、パワーとコントロール感を得られることがわかっています。
「U.S. News & World Report」より翻訳引用
音楽で気分が盛り上がるだけでなく、運動で生じる肉体的なつらさまで和らげることができるといううれしいニュース。
個人的にも、音楽の驚くべき効果を身を持って実感したことがあります。私はたまにハーフマラソンを走るのですが、この冬、初めて音楽を聴きながら走ってみたところタイムは自己最高を記録。
歌詞をたどりながら口ずさんだりしていると通常より距離が短く感じられ、いつも感じる足の痛みや不快感もあまり気になりませんでした。
ポイントは自分の大好きな音楽を聴くこと。できればバラードなどよりも、アップテンポで元気が出る曲を集めてエクササイズ用の「自分ベスト」を作ると完璧です。
誰かと一緒にエクササイズする
エクササイズ友だちを持ったり、クラスに入ると、参加しなくてはと感じるだけではありません。オックスフォード大学の研究で、誰かと一緒に運動すると、自分ひとりの時と比べてつらさへの耐久力が2倍に(そしてエンドルフィンも2倍に!)なることがわかっています。
「U.S. News & World Report」より翻訳引用
脳内麻薬エンドルフィンには、鎮痛効果があり、気分の高揚や幸福感を生み出すと言われています。運動することで分泌が促されるそうですが、誰かと一緒に動くことで倍増させることができるのですね。
「ひとりじゃない」と感じることで耐久力が増すとは、人間はやっぱり関係性の生きもの。エクササイズをはじめたい気持ちをもう一歩後押しするには、友人や同僚を誘ってみるとよさそうです。
鏡で自分の姿を見る
鏡はただのうぬぼれのためじゃありません。トレッドミルで走る自分を鏡で見れば、ウエイト機器やポスターなどを見るよりも、自分の走行パターンをキープしたり、精神力も節約でき、運動が少しラクに感じられることがスポーツ医学誌「Medicine & Science in Sports & Exercise」に発表された実験でわかっています。
「U.S. News & World Report」より翻訳引用
ジムにはよく大きな鏡が設置されていますが、こんな効果があったとは知りませんでした。
運動している自分をじっと見るのは何だか気恥ずかしいような気もするものの、変に自意識過剰にならずに、テレビを見たり雑誌を読むよりも鏡の力を借りてみようと思います。
エクササイズの前にはコーヒーを飲む
研究ジャーナル誌「Appetite」の実験では、運動の1時間前にカフェインを摂ったサイクリストたちは、摂らなかった人たちに比べると運動がもっとラクに感じられ、より愉しめたことがわかっています。
「U.S. News & World Report」より翻訳引用
何でも、カフェインには血流をよくしたり、激しい運動時に筋肉を助ける働きがあるとのこと。運動後の筋肉痛防止にもいいのだそうです。
運動前にコーヒーを飲むと脂肪燃焼を促進するというのも聞きますし、コーヒーとエクササイズをセットにする習慣をつけるとよさそうです。コーヒーを飲まない人は緑茶でもいいそう。
エクササイズのつらさを軽減して長く続ける
心身ともにいいことずくめの運動も、継続してこそ効果が出るものです。
大人の女性のエクササイズは、努力と根性のみでは続けられないもの。上記を参考に上手に心身への負担を軽くし、楽しく賢く運動を習慣化する春にしたいと思います。
(田上晶子)
Photo by shutterstock,ランキング
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