眠る体勢を変えることで得られるメリット
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cafeglobeより転載:しわやにきびといった肌の悩みや、肩こりや背中の痛みなどの身体のささいな不調を感じることはありませんか? そんなときは、普段の眠る体勢を変えるだけで、悩みの軽減につながるかもしれません。
海外サイト「news.com.au」で、それぞれの寝相のメリットとデメリットを医師や研究者が語っていました。
左向きで、背中の痛みが軽減
もっとも健康によさそうな寝相が、左向きです。血行が良くなったり、胸焼けや背中の痛みの予防になるといわれています。「Lifespa.com」でオンライン開業医をするジョン・ドリアード医師は、
左向きで寝ると、重力によって心臓の負荷は減り、心臓へ向かうリンパのめぐりが良くなります。
「news.com.au」より翻訳引用
と語ります。しかし、なんとこの寝相は悪夢を見る可能性が高まるとか。別の医師が行った調査では、左向きで悪夢を見る確率が41パーセントも増しました。
このため、左向きで寝るのは、健康上のメリットを見込んで悪夢を我慢する、という究極の選択になりそう。
右向きが、ボケ防止に?
おどろくことに、右向きで寝るとボケ防止につながる可能性が高いと言います。
ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校の研究で、身体の右向きで寝るとアルツハイマー病のリスクが減少する可能性があることが判りました。
右を向いて横になると、脳内の不要な物質が片付きやすくなり、神経疾患の進行が遅くなると信じられています。
「news.com.au」より翻訳引用
この寝相のデメリットは、朝からイライラする割合がすこしだけ高くなることで、イギリスのベッドメーカー「Sealy」の調査では、右向きに寝ると不機嫌になる確率が7パーセント増したのだそう。
仰向けで、顔のしわやにきびの予防
しわが気になるときに、おすすめなのは仰向けで寝ること。美容整形外科のアンソン医師によると、
6時間かそれ以上の間、枕を顔に強く押し付けないことで、しわやにきびができにくくなります。
「news.com.au」より翻訳引用
だそうで、これからは「なんとしても仰向けで寝たい!」と思ってしまいました。
仰向けのデメリットとしては、上気道が狭まったり、いびきをかきやすくなったりすること。そのため、よく言われることですが、睡眠時無呼吸症候群の疑いがある人は、症状を悪化させる可能性のある仰向けではなく、横向きで寝るとよさそうです。
右向きで寝るとアルツハイマー予防につながるとは、興味深い研究結果。気になる不調があったら、それを軽くするような姿勢をとって眠りたいところです。
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