時間がない朝に作るエナジー朝食:お酒を飲んだ翌朝に「柿と生ハムのサンド」
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こんにちは、料理研究家のオガワチエコです。
食べものの美味しい季節ということで、ついついお腹いっぱい食べ過ぎてしまっているかたも多いのではないでしょうか。
秋の食欲は、冬に向けてエネルギーを蓄えておくといった意味合いがあるので、当然といえば当然。でも、食が進めば、お酒も進む。美味しいご飯と一緒に、お酒を飲みすぎてしまうこともありますよね。
今回ご紹介する「柿と生ハムのサンド」は、お酒を飲んだ翌朝のモヤッとした気分を解消し、お出かけ前のコンディションを整えてくれる一品です。

柿と生ハムのサンド
▼材料(1人分)
食パン......1~2枚
生ハム......20g
柿......1/4個
オリーブオイル......大さじ1
▼作り方
1. 食パンの耳を包丁で落とす。柿は皮をむいて、薄くスライスする。
2. 食パンの上に生ハム半分を敷いて柿を置き、上に残った生ハムをのせてもう1枚のパンで挟む。
3. 中央に包丁を入れて4等分に切る。
柿は栄養価の高いフルーツで、「柿が赤くなると医者が青くなる」と言われるほど。アルコールは体内でアセトアルデヒドに分解されますが、この物質が二日酔いの症状の原因になります。柿に含まれるタンニンはアセトアルデヒドを分解する作用があり、症状の軽減に繋がります。また、生ハムに含まれる鉄分は貧血予防に効果があり、シャキッとした朝の目覚めを促してくれます。

肉とフルーツを同時に食べるのを嫌がる人もいますが、生ハムと柿の相性は抜群。旬の食材でもある柿の果実はとってもジューシー。溢れるほのかな甘さと、生ハムの塩気がほどよく合わさり、口の中に爽やかな秋の味わいが広がります。オリーブオイルをかけることで、またひとつ味にアクセントが加わります。
朝食としてだけではなく、お酒にもよく合うのでおつまみとしても。つい先日ボジョレーヌーボーも解禁したところなので、ご一緒にいかがでしょうか。お休みの日であれば、昼間から飲むのもありですね。
レシピ・文/オガワチエコ
料理研究家。ル・コルドン・ブルー、東京會舘クッキングスクールで料理と製菓を学ぶ。著書に『彼の家に作りに行きたい!純愛ごはん』(セブン&アイ出版)、『おにぎらずの本』(泰文堂)など。道具も調味料もない彼の家で、いかに間単に失敗なく美味しい料理を振舞うかに特化したレシピ本になっている。2015年9月11日には新刊『スティックオープンサンドの本』を出版。
(写真/大崎えりや)
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