朝の目覚めをよくする方法
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cafeglobeより転載:平日の朝、「起きるのがつらい」と思うのは、日本人だけでなく海外の人々にとっても同じようです。アメリカのある調査結果では、およそ39パーセントの人が「朝もっと寝ていたい」と答えたといいます。
そこで、調査や科学的理論に基づいた「目覚めをよくし、1日の生産性を高める方法」を紹介します。
朝、昼光色(青系)のライトをつける
まず、朝の目覚めをよくするためには、しっかりと部屋を明るくすることが重要です。
遮光カーテンやブラインドで外の光をシャットアウトして眠ると、睡眠ホルモンであるメラトニンが増加して熟睡できます。しかし、真っ暗な部屋は、朝起きるのが難しくなるというデメリットも。
オハイオ州立大学の医学部神経科学課の部長、ランディ・ネルソン氏はこう言います。「朝すっきり起きるためには、昼光色(青系)のライトを選びましょう。メラトニンを抑制して目覚めをよくするためには、オレンジ系の光よりも蛍光灯の明るい光のほうが効果的です」
「Bloomberg Business」より翻訳引用
青系ライトでシャキッと目覚めて、1日を活発に過ごしたいと思いました。
起きて1時間後にコーヒーを飲む
朝のコーヒーが目覚めをよくし、やる気を起こす、というのはよく言われてきましたが、記憶力まで高まるといいます。
「カフェインが長期記憶力をよくすることを発見しました」と言うのは、カリフォルニア大学の神経生物学の副教授、マイケル・ヤサ氏です。
「Bloomberg Business」より翻訳引用
ちなみにヤサ氏によると、コーヒーを飲むベストタイミングは起きてから1時間後とのこと。眠気を覚まして、仕事をはかどらせるのに、朝のコーヒーはぴったりです。
激しいワークアウトはNG。軽い運動を
目覚めを良くし、活動的に過ごすという視点で考えたとき、運動は逆効果になることもあります。通勤前にジョギングやワークアウトをするという人を見かけますが、寝起きの身体に激しい運動には不向きのよう。
スポーツ心理学者のコスタス・カラジョージス博士は、朝の身体は、短距離走やウェイトリフティングなどの激しい運動には向いておらず、また、起きたばかりの脳の処理能力を超えてしまうため、注意力が必要になる街でのサイクリングもおすすめできないとしています。
「寝ている間は身体を動かしていないため、朝は筋肉と関節がしなやかに動かず、負傷リスクが増します。朝には負荷の低~中程度の運動をして、激しい運動は昼に行いましょう」
「Bloomberg Business」より翻訳引用
激しい運動をしても、寝起きの頭をスッキリさせることにはつながらず、逆に怪我をしやすくなります。朝は、散歩などの軽い運動で血行をよくして、身体にスイッチを入れるのがよさそう。
また、どうしても朝が苦手という人には、こんな目覚ましもおすすめです。自分に合った方法を見つけて、よい1日のスタートを切りたいと思いました。
(谷崎文香)
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