仕事における悪い習慣を治す方法

MakeUseOf:私たちはみな多かれ少なかれ悪い習慣を持っています。生活のあらゆる場面で顔を出すそれらは、大して害のないものもあります。しかし、仕事における悪い習慣は別。できるだけ速やかに取り除く必要があります! 仕事における悪い習慣は、仕事を失うという結末にも結びつきかねません。最低でも金銭的なダメージは受けることになります。そんなことには絶対なりたくないですよね!
どうすれば仕事における悪い習慣を治せるのでしょうか? 決して悪い習慣の言いなりにはならないように、下のアドバイスに従って、スマートな働き方を身につけてください。
ぐずぐず病
症状
物事を土壇場になるまでやらない。言い訳ばかりを口にする。太陽がサンサンと輝きお花畑が広がる幻想の世界に住んでいる。
治療方法
- 簡単なタスクから手を付ける。
- 大きなタスクは細かく分解する。
- 失敗しても自分を責めない。
- そのタスクが全体の目的にどのように貢献するかを尋ね、自分の中にある心の壁を壊す。
薬
未来ではなく現在に生きる。定期的に検査する。
予後
90日の回復プログラムで80%が治癒する。
デマゴーグ認知症
症状
いつも言い訳をしている。鋭い質問をされると、質問者がその質問を忘れてしまうまで、別のことに話題をそらす。大口をたたき、あいまいなコンセプトを語る。非難されると誰かに責任転嫁する。
治療方法
上司の助けを仰ぐ。
- 会話をコントロールしてもらい、内容説明には書面を使う。
- なるべく数字を使って成果や現状を報告する。
- 目標やタスクの達成方法のアウトラインを作ってもらう。
薬
簡潔な文章でガイドラインが書かれた書面。
予後
未知数。試験が必要。
働きバチ・コンプレックス
症状
机は散らかり、カレンダーは予定でギッシリ、いつもスプレッドシートを開き、四六時中ヘッドセットをつけている。誰も、この「ハチ」が実際に何をしているのかを知らない。
治療方法
上司に頼んで、業務目標を明確にしてもらう。日次、週次の状態評価メソッドを導入する。
薬
- PPP(Plan、Progress、Problem:計画、進捗、問題)メソッド
- 毎朝マンツーマンのスタンドアップ・ミーティングを行う
- 明確なゴールと期待
- 監督してくれる人物。
予後
五分五分。さらなる評価が必要。
第1級の通知犠牲者(慢性マルチタスカー)
症状
仕事中に、メール、スカイプ、ソーシャルメディアなど、可能な限りのプログラムを同時に開いている。通知とタスクの間を行ったり来たりしている。それらをほとんど無意識で行っている。
治療方法
- 静かなスペースを見つける。
- 気が散りそうなものをすべて閉じる。
- マルチタスクをやらない。
薬
静寂。携帯に「邪魔しないで」モードへの切り替えボタンをつける。
予後
順調に行けば、21回のセッションで70%が治癒する。ただし監督が必要(習慣づくりには21日かかるが、習慣を壊すには3日しかかからない)
会議ウイルス
症状
いつも会議中か会議に向かう最中である。必要性を尋ねず、どんな会議も受け入れてしまう。感染性がある。
治療方法
会議を受けたり、セッティングしたりする前に、次のチェックリストを確認する。
- なぜこの会議が必要なのか?
- 明確に定義された目標はあるか?
- アジェンダは用意されているか?
- 参加者は決定しているか?
薬
直ちに会議の50%を削減する。
予後
予防措置がうまく働けば90%が治癒する。
意味なし症候群
症状
明確なゴールや目標がない。「なぜ?」という言葉が患者の頭に浮かばない。ただ、それをするためにそれをする。
治療方法
長期、短期のゴールを設定する。
薬
- OKR(Objectives & Key Results:目標と主要な結果)
- SMARTゴール(Specific、Measurable、Achievable、Relevant、Timed:具体的な、測定可能な、達成可能な、価値観に沿った、時間的制約がある)
- BHAG(Big Hairy Audacious Goals:命運を賭けた大胆な目標)
予後
最初の3つのゴールを達成したら、80%が治癒する。
How to Cure All of Your Bad Work Habits|MakeUseOf
Dave LeClair(訳:伊藤貴之)
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