成功者たちが影響を受けた名言
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「成功した人の名言」を知るとモチベーションが沸いてきますが、その成功した人たちは、一体どんなアドバイスや金言を聞いて、現在の地位へとのぼりつめたのでしょうか。
成功者たちが言う「最も役に立ったアドバイス」を紹介した、興味深い記事がありました。
成功には、馬鹿者と思われる覚悟が必要
まずは、世界的なブームとなった配車サービス「Uber(ウーバー)」の役員の心を打った名言から。オーストラリアとニュージーランドのジェネラルマネージャーであるデビッド・ローシェイムは、スタンフォード大学のビジネススクールの教授の言葉に学んだといいます。
世界のビジネスアイデアの多くはありきたりのものだし、業界№1とされる会社だって、至って普通のことをしている。誰もやっていないような、突飛なアイデアが利益を生む。しかし、突飛さゆえに失敗することも多い。
「Business Insider」より翻訳引用
思わず、大きくうなずいてしまうビジネスアドバイス。大成功するアイデアが大失敗のリスクをあわせもつ、言わば諸刃の剣であることを的確に表しています。
ルーティンワークがないゴールは絵空事だ
オーストラリアで有名なイベント企画会社が「RED Balloon(レッドバルーン)」です。顧客の要望にあわせて、普通のパーティから犬ぞりやスカイダイビングまで企画、準備してみせることで話題になっています。
この会社のCEOは、ナオミ・サイモンという女性。彼女は、「青年企業家組合(Young Entrepreneurs' Organization )」の創設者ヴェルヌ・ハーニッシュの本からビジネスのコアになる視点を学んだといいます。
ナオミはヴェルヌの説くビジネスアドバイスの多くを実践してきました。そのうちのひとつが BHAG(Big Hairy Audacious Goal) とよばれる、大胆で、しかし不可能ではないアイデアでビジネスを興すべきというアドバイスで、これがレッドバルーンの指針となりました。
彼女は言います。「多くの成功したリーダーたちが具体的な目標と、それを達成するための規律(ルーティン)を持っているのです」
「Business Insider」より翻訳引用
つまり、成功にはおもしろいアイデアだけでなくて、それを実現するための地道な努力が不可欠ということでしょう。
他人のマネをしてはいけない
中小企業や個人向けの会計ソフトを販売し、世界中に支店をもつ「Intuit(イントゥイット)」社。この会社のオーストラリア支社のマネージングディレクターは二コレット・モーリーという女性で、人生で最も役に立ったアドバイスをこう紹介しています。
いちばんためになった助言は「いつも最高の自分でいなさい」というものです。
「誰か他の人になろうとしてはいけないし、成功している人を人生の目標にしてもいけない。自分の強みを見つけて、それを育むことに集中しなさい。(中略)最終的には、最高の自分でいるとは自分を知り、信頼することにほかならない。」と教わりました。
「Business Insider」より翻訳引用
「成功している人をマネしてはいけない」とは予想外のアドバイス。しかし、成功者のなかには自分の得意なフィールドで、自分の強みを生かして活躍している人も多いもの。あながち的外れなアドバイスではなさそうです。
成功している人たちが胸に刻んでいる名言は人それぞれ違っています。彼らが選んだ言葉から、その人の個性が見えてくるような気がしませんか?
(谷崎文香)
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