洗濯が嫌いなあなたに知ってほしい。においを「予防」する洗濯のコツ
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日々生活するうえで欠かせない3大家事のひとつ、洗濯。常にきれいで清潔な衣類を身につけることは、ビジネスパーソンにとっては最低限のマナーと言えます。しかし、日常的に行っていることだけに、「におい」や「衛生問題」など、洗濯にまつわる悩みも人それぞれにあるのではないでしょうか。
洗濯といえば、ここに興味深いデータ(※)があります。未就学児を持つ親2650人を対象に、全国47都道府県ごとにわけて洗濯についての意識を調査したものです。その結果、もっとも衣類に対する洗濯意識が高かったのは、和歌山県、山梨県、岡山県の3県でした。
和歌山県は、もっとも菌対策の意識が高く、全国トップという結果に。次いで2位の山梨県は、堅実な県民性ゆえ、一度買ったものは大事に使うため、洗濯物だけでなく洗濯機のお手入れもマメにこなすそうです。また、3位の岡山県は、晴天の多い気候風土のせいか、洗濯好きの人が多いとのこと。
※ライオン株式会社の調査によるそこで今回、洗濯意識の高い県として2位にランクインした山梨県出身でもあるライフハッカー[日本版]読者のビジネスマンに、日頃の洗濯についてのお悩みをヒアリング。その解決方法について、ポイントごとに探ってみました。
Photo by Shutterstock.
37歳、既婚。山梨県甲府市出身。大学進学のため上京。大学卒業後は、ウェブの広告代理店で営業職を経験し、2007年、ECサイトのコールセンターや広告制作を請け負う企業に入社。2014年より代表取締役社長に就任。
洗濯物は「溜め方」からちょっとした気遣いを
― 洗濯への意識が高い県民として、山梨県の人は全国2位にランクインしているのですが、その点で何か思いあたることはありますか?
後藤:そう言われてみれば、実家は5人家族だったのですが、物心ついたときから家では1日に何度も洗濯機がまわっているのが日常でした。それからベッドカバーなどの寝具も季節問わず、雨天でないかぎり、母が毎日洗濯していましたね。― 寝具も毎日ですか? それはマメですね。洗濯物が溜まっているような状態はほとんどなかったということでしょうか。
後藤:少しでも汚れたものがあったらマメに洗って、庭で干して、家にはいつも洗剤のよい香りがしていましたね。そして着るものなどは、いつも洗いたてのものを身につけていました。― 洗濯好きなご家庭だったのですね。
後藤:そういう中で育ったので、今でも洗濯物が溜まっている状態というのが気持ち悪いんです。1日に何度も洗濯機がまわっているのは僕にとっては普通の光景でした。でも、東京出身の妻はそうじゃなかったんです。洗濯物がある程度溜まってから妻が洗濯するのを見て、文化の違いを感じましたね。【POINT 1】洗濯物の保管は、洗濯機の中ではなく、風通しのよいカゴを使う
洗濯槽の中は、冬場でも湿度が高く、雑菌は湿度のもとで増えやすくなります。同様に、洗濯物が湿っていたり濡れていたりすると水分と汚れをエサに菌が増殖し、においの源になるので要注意です。
「まとめ洗いも残り湯洗いも安心|トップ HYGIA(ハイジア)公式サイト」より
洗濯機いっぱいで回すよりも「2回に分ける」がベター
― 結婚前はひとり暮らしをされていたとのことですが、その頃の洗濯はどうしていましたか?
後藤:洗濯頻度や洗い上がりにはこだわるのに、自分で洗濯するのは面倒ですし、正直、好きじゃないんです。どうしても洗濯機をまわしている間、貴重な1時間が奪われるような不毛感があって、それがどうも苦手でして。ひとり暮らしの頃は忙しかったので、洗濯物は溜めて週末にまとめて洗っていました。そんな事情もあって、ずっと結婚する人は洗濯が好きな女性がいいと思っていました。今も洗濯は妻まかせにしています。【POINT 2】洗濯物は洗濯機の容量の7割が目安
洗濯機は、洗濯物をかくはんすることで汚れを落とす仕組みですが、入れすぎると、全体がまわらず、隅々まで洗えません。一度に洗う洗濯物は、洗濯機の容量の7割程度が目安。容量が8kgだとしたら8kgの洗濯物を1回で洗うのと、4kgの衣類を2回に分けて洗うのとでは、電気代や水道代に大差なく、また、後者の方が汚れも菌も落ちやすくなります。
「高まる抗菌力にもつながる汚れ落ち|トップ HYGIA(ハイジア)公式サイト」より干す時は「風の通り道」を意識すべし
― ひとり暮らしのときは、部屋干しすることはありましたか?
後藤:雑菌によるにおいが気になるので、なるべくしないようにしていました。僕の洗濯へのこだわりは、日にあてて干すことなんです。梅雨どきなどは仕方なく部屋で干していましたが、そうするとなかなかすぐには乾かないんですよね。【POINT 3】風通りのよい場所で干す
洗濯物を効率よく短時間で乾かすカギは、"風通り"です。ピンチのたくさんついた角ハンガーを使う場合、干した洗濯物がアーチ型を描くように干し、風の通り道をつくるのがポイントです。また、このとき、カーテンレールに角ハンガーを引っかけるケースが多いと思いますが、実は、室内でもっとも風通りが悪いのは窓際や壁際なのです。雨天時などは洗濯物がなかなか乾かず、雑菌が繁殖して生乾きの嫌なにおいがすることがありますが、扇風機を活用すれば、乾かすスピードが半減します。
「衣類やタオルの菌対策に|トップ HYGIA(ハイジア)公式サイト」より
においの原因は衣類の汚れじゃなく「洗濯槽の汚れ」かも
― 日頃、とくに汚れやにおいが気になるものはなんですか?
後藤:下着や靴下はもちろんですが、やはり枕カバーなどの汗のにおいや加齢臭が気になります。それから、洗濯槽自体の汚れやにおいも気になります。― 洗濯したのににおいが染みついてとれないときってありますよね。もし、一度洗濯したのにまだにおいが残っていたらどうしますか?
後藤:もう一回洗濯機に入れます(笑)。― やり直しですね(笑)。
【POINT 4】洗濯槽を清潔にする
洗濯槽の汚れやにおいの原因はカビではなく菌。菌はカビよりも増殖するスピードがグッと速く、その過程でバイオフィルムを作り、生ゴミのような嫌なにおいを発します。このバイオフィルムを日々の洗濯でためないようにするのがカビ防止のポイントでもあります。こうした雑菌やカビが衣類に移り、においが移るなど、洗い上がりに影響するので注意したいところです。
「洗濯槽クリーナーでお掃除すれば大丈夫!と、思っていませんか?|トップ HYGIA(ハイジア)公式サイト」より
― たとえば、今日履いていらっしゃるようなホワイトデニムとか、通勤時に着るワイシャツってシミがつきやすいですよね。シミがついてしまったときはどう対応していますか?
後藤:出張が多いので、携帯用のシミ抜きを持ち歩いているんです。たとえば食事中に汚れてしまったら、裏側に布を敷いて、シミ抜きの液体を垂らして上から叩くとあっという間にシミがとれるんですよ。便利なので、部下にもすすめています。― シミ抜きを持ち歩いているビジネスマンに初めてお会いしました。山梨出身の後藤さんが、洗濯への意識が高く、日常で身につけるものについて、非常に気を遣っていることがわかりました。ご協力、ありがとうございます。
抗菌力のある洗剤でにおいは「予防」できる
後藤家では、奥様が洗濯を担当しているとのこと。ということで、彼女にも現在の洗濯の頻度やお悩みについてお話を伺いました。
後藤さんのお宅でも、部屋干しで発生しがちな洗濯物の「におい問題」は、やはり洗濯時のお悩みのタネのようです。
洗濯物は、見た目がきれいに洗い上がっていても、実は見えない部分で雑菌が繁殖し、においの原因となります。後藤さんのお話にもあったように、下着やワイシャツなどのにおいは、ビジネスパーソンにとって特に気になる部分。
そんな嫌なにおいを発生させる雑菌への対策として、洗濯方法を改善する方法に加えて、抗菌力のある洗剤を使うという方法もあります。

トップ HYGIA(ハイジア)の特徴は、菌の栄養分となるタンパク汚れをしっかり洗浄したうえで、優れた抗菌力をもつプラスイオンが働く点。
洗濯槽にカビや菌が付着していると、衣類にもカビやにおいが移ってしまうのですが、トップ HYGIAは使い続けるほど、洗濯槽をきれいにキープしてくれるそうです。すでに洗濯槽が汚れている人は、一度クリーニングしたうえで使用すれば、洗濯槽を清潔に保てます。

衣類そのものも、使えば使うほど抗菌力がアップして、菌がつきにくくなるのだとか。1日がんばったあとのワイシャツや、汗を拭いたあとのハンドタオルなどで、その「予防発想」の抗菌力による防臭効果を実感できます。
においへの不安がない清潔な衣類をいつも身につけることで、日々の仕事も快適にはかどりそうです。そのためにも一度、洗濯スタイルを見直してみませんか?
トップ HYGIA(ハイジア)|ライオン株式会社
(文/庄司真美、写真/大崎えりや)
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