携帯用にChromebookはいかが?自分のぴったりの1台を選ぶ方法
- カテゴリー:
- TOOL

MakeUseOf:Chromebookの性能は2011年の発売から向上し続けています。携帯用に新しいノートPCをお探しなら、Chromebookはいかがでしょうか? 安価ながらビジネスユースには十分なスペックです。
Chromebookは「オフラインでは動作しない」と思っている方もいそうですが、オフラインでも動作するのでご安心ください。
Chromebookは幅広いラインナップから選ぶことができますが、選択肢が多すぎて逆に悩ましいかもしれません。今回は、みなさんのニーズに合ったChromebook選びをお手伝いしたいと思います。
チェックポイント1:サイズ
サイズはおおまかに3種類、11.6インチ、13.3インチ、15.6インチから選ぶことができます。
11.6インチはノートPCにしては小さすぎるので、携帯用の端末が欲しいなら、8インチか10インチのタブレットのほうが便利かもしれません。
11.6インチのChromebookの最大解像度は、ほぼ1366×768なので、狭く感じる方が多いと思います。13.3インチなら最大で1920×1080になります。
値段が高くなり、持ち運びには向かない重量になりますが、メインPCとして使おうと考えているなら、15.6インチがいいでしょう。画面の広さも十分で、使いやすいはずです。
チェックポイント2:厚さと重量
購入している製品の厚さと重さは確認しておくべきです。たとえば、Dell Chromebook 11は厚さ約2.5cm、Samsung Chromebook 2は厚さ約1.6cmです。ともに11.6インチですが、約0.8cmの差は顕著で、手に取るとすぐに区別できてしまうほどです。
携帯して利用するなら、重さも考慮する必要があります。Chromebookの重さは0.9〜1.8kg、大きさだけでなく、本体の材質(プラスチック、アルミニウムなど)も影響します。
持ち運んで利用するなら、13.3インチがおすすめです。15.6インチは性能面では万能ですが、携帯するときには重量が問題になるでしょう。
チェックポイント3:パフォーマンス
ChromebookはハイスペックPCではありませんが、ブラウジング、文書作成、スプレッドシート作業、音楽再生など、基本的な操作には十分な性能を発揮してくれます。
グラフィックカードは統合型で、動画再生やゲームにはあまり向かない場合がほとんどです。場合によっては、ハイスペックの他機種を購入することも考えましょう。
一方で、画質はグラフィックカードではなく、ディスプレイの性能で決まります。白が強いものもあれば、黒が深いものもあり、コントラストがシャープなものもあります。機種ごとにかなり差があるので、自分の好みに合うのはどれか、店頭で比較してみてください。
メモリは、2GBのものが多く、ブラウザのタブをいくつも開いて操作したいなら、ややストレスを感じやすいと思います。Toshiba Chromebook 2のように4GB搭載のモデルが使いやすいでしょう。
チェックポイント4:SSDの記憶容量
SSD搭載がほぼ標準になっていますが、HDDのように記憶容量が十分ではない場合があります。
Acer C720 ChromebookとAcer C710 Chromebookを比べてみましょう。C720は16GBのSDDを、C710は320GBのHDDをそれぞれ搭載しています。スペックは全体的にC720のほうが優れていますが、容量が重要ならC710が選択肢に入ってくるでしょう。どのChromebookでも、2年間無料で100GBストレージ(Google Drive)を利用できるため、特に理由がなければ、SSD搭載機がおすすめです。
チェックポイント5:移動が多い人にはバッテリー駆動時間が重要
持ち運びが前提なら、バッテリーが長持ちするものを選ぶべきでしょう。ASUS C200 Chromebookは、バッテリー駆動時間が11時間以上で、Chromebookの中でも最長です。
Chromebookのバッテリー駆動時間は全体的に長めです。ほとんどが6〜9時間ほどバッテリーがもちます。平均的なユーザーにとっては十分すぎるくらいなので、神経質になる必要はあまりないかもしれません。
チェックポイント6:必要なポートが搭載されているか確認
標準的なChromebookには、USBポートが2つ搭載されています。たいていはUSB 2.0ポートが1つとUSB 3.0ポートが1つですが、最新モデルでは両ポートともUSB 3.0のことが多いでしょう。ほかに必要なポートは、HDMIやヘッドフォン、マイク、メモリカードスロットなどでしょう。買ってから「必要なポートがない!」とならないように、要チェックです。
チェックポイント7:キーボードは使いやすいか
Acer C670 Chromebook、Toshiba Chromebook 2、HP Chromebook 14のキーボードを比べてみると、Search、Shift、Controlキーの幅や、十字キーの配置、ファンクションキーの大きさにちがいがあります。また、Toshiba Chromebook 2にはFキーとJキーにホームボジションを示す突起がありません。
タイピングのよしあしは、わずかなちがいから生じます。細かい部分ですが、店頭で確認しておいたほうがいいポイントです。
チェックポイント8:価格
Chromebookは低価格です。高価格帯でも、低価格〜平均的な価格のノートPCと同程度です。平均的なChromebookだと2、300ドルほど安くなります。価格は1世代前のタブレットと同じくらいです。
十分な性能のChromebookが200ドルから300ドルで手に入るということです。去年か一昨年のモデルを探せば、安くて100ドルくらいのものも手に入るので、さらに出費を抑えることもできます。中古か修理調整ルートの製品を買えば、さらに安くなるでしょう。
Chromebookを買って失敗するようなことはあまりないでしょう。自分にとって何が一番重要か(価格か、性能か、バッテリー駆動時間か)を決定し、気になる製品は店頭で触ってみましょう。自分が満足できるモデルを選べるといいですね。
How to Pick and Buy the Perfect Chromebook | MakeUseOf
Joel Lee(訳:コニャック)
Photo by Shutterstock.ランキング
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5