特集
カテゴリー
タグ
メディア

最初のアイデアにこだわりすぎない

最初のアイデアにこだわりすぎない

99u:最初に思い浮かんだアイデアにも、素晴らしいものはあります。ビジネスのコンセプト、プレゼン用の案件、オブジェクトのプロトタイプなど、ときには天才的なひらめきの中で生まれます。しかし、多くの場合、最初のアイデアはしょうもないものです。創造的なプロジェクトは、ほとんどの場合、反復、開発、研究、進化を必要とします。

アイデアを早く出したいとき、最初に思いついたそれにこだわって、視野が狭くなることはよくあります。学者はそれを、「デザインの固執」と呼びます。アイデアを思いつくと、「クリエイティブなものをひらめく」という経験をするため、無意識でもそうでなくても、ほかの選択肢よりも、そのアイデアが素晴らしいことを証明しようとしてしまいます。こだわりは、そのような精神的バイアスによって強くなることもありますが、インサイドボックス文化(リスク=悪いもの)やリソースの制限(アイデア=より安く、より速いものであるべき)によって悪化することもあります。いずれにせよ、最初のアイデアにこだわるべきか、判断は難しく、危険でもあります。

幸いにも、アイデアへのこだわりを克服する方法はあります。 デザイン系メディアのFast Co Designがアイデアに対する思い込みを克服する方法について、提案しています。

  • 仲間からのレビュー:1人で仕事をするデザイナーは、デザインに自分の視点しか持っていません。しかし、チームで働くと、外部からの影響を受け、多角的な視点が得られます。私たちは、仲間からのレビューを実施しています。それは、プロジェクトに関係のない誰かに来てもらい、プロジェクトリーダーとしてビシビシ指摘を出してもらうというものです。こうした外部からのオブザーバーは、「どうしてそんなことをしたの?」「どうしてそうしたのか、理論的根拠を示してください」と意見してくれます。
  • 形態学的チャートの使用:形態学的チャートという、解決策を整理するためのツールは、こだわりを全体的に分析し、その影響を減らしてくれます。 「さまざまなアプローチを、自分に強制的に考えさせるのです」と、あるデザイナーは説明しています。
  • アイデアの現実性を考える:実際に間違いを目の当たりにするまで、自分のアイデアがどれほど見当違いだったのか気づかないことがあります。また、まったくそんなことを考えない人もいます。一般的に、ブレインストーミングは、頭の中に即興で出てきたアイデアを発表しますが、実際に何かをする場合には、それが実現可能なのかも考えなければなりません。

上記は、古いアイデアをただ繰り返したり、代替案がでてこなかったりして作業が停滞するのを防ぐためのセーフガードでもあります。これらのアプローチは、皮肉にも、最初のアイデアに対するこだわりをもたらしてしまうかもしれませんが、実際のところ、やってみるまではアイデアの良し悪しはわからないものです。

早起きは三文の得をするとよく言いますが、レースに勝つのは、ゆっくり確実に進む人間なのです。

How to Avoid Getting Stuck in the Trap of Bad First Ideas|99u

Allison Stadd(訳:コニャック

Photo by Shutterstock.
swiper-button-prev
swiper-button-next