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人事担当者・求職者ともに知っておくべき、最新のアメリカの就職・求人事情

人事担当者・求職者ともに知っておくべき、最新のアメリカの就職・求人事情

Inc.:良い人材を確保する競争は、ここ数年ヒートアップしています。2014年の調査によると、アメリカの雇用主の40%は、欠員補充に難を感じています。人材市場の力関係は、雇用主から求職者へと移ってきています。求職者の傾向を理解していれば、会社は的確な求人戦略を行って、将来有望な人材を確保できるでしょう。

今回は、人事担当者も求職者も知っておくべき、アメリカにおける求人のトレンドをご紹介します。

1. 求人掲示板はまだまだ人気

求人掲示板は求職者には最初から人気がありました。「LinkedIn」による2015年の調査によると、2014年の雇用者数は最高でした。数が多いからと言って、質が良いとは限らないので、目の肥えた採用担当者もしっかりと履歴書に目を通さなければなりません。求職者は、他の応募者よりも目立つために、目当ての求人にあわせて履歴書を修正した方がいいでしょう。

2. 求人サイトをスマホに最適化する

今どきの求職者は移動中も求人を探しています。リサーチ会社の「Kelton Global」の調査によると、86%の求職者がスマホ・携帯電話から求人情報を探すことが明らかになりました。会社側は、求職者がスマホからもワンクリックで応募できるように、求人用のサイトを最適化をしましょう。

3. ソーシャルな求人への対応

人事担当者にとって、「LinkedIn」が最初の選択肢となることが多いですが、もはやそれだけですべてがまかなえる時代ではありません。求職者は自分のプロフィールをいろいろなサイトに登録しています。才能をアピールするためのベンチャー系のサイトなども、人事担当者はフォローしておいた方がいいでしょう。求職者はSNSのプロフィールを、人事担当者や雇用者の目にとまるような魅力的なものにしましょう。

4. タレントコミュニティ

非営利団体「The Talent Board」による調査では、応募者の経験の重要性を強調しています。最近の求職者は、オンラインのタレントコミュニティ(ソーシャルリクルーティングの手法の一つ)を育てたり、採用の過程で定期的にコミュニケーションする機会を求めています。不満のある求職者は、社員や元従業員による雇用主の評価サイト「Glassdoor」に書き込みすることもあります。

5. キーワードが重要

仕事探しはキーワード検索から始まるので、雇用者はキーワードが豊富で魅力的な求人情報をつくる必要があります。反対に人事担当者や雇用者に注目して欲しい求職者は、SNSのプロフィールに入れるキーワードを意識しなければなりません。

6. 社員の紹介

人材不足になると、社員の紹介が人材獲得の大切なソースになります。真面目な求職者は仕事探しの一環として、仕事のネットワークと密に連携するなど、より戦略的なアプローチを選択しています。

7. 終わりなき仕事探し

「Right Management」の調査では、86%の社会人が新しいチャンスを求め、2015年に新しい仕事を探そうとしていることが明らかになりました。Googleの人事部長は、給与や報酬も大事だけれど仕事にやりがいもなければならない、と指摘しています。雇用者は、求職者の願望に合った仕事を提供しなければなりません。

8. 受け身の求人

いわゆる"ステルスサーチ"と呼ばれるやり方が、グローバルな雇用戦略と求人検索に大きな影響を与え続けています。「LinkedIn」は、75%の社会人が新しい仕事を受動的に探しており、アメリカの雇用者の72%は受動的な人材の採用をしています。

9. アウトソーシングが着実に増えている

2014年のクラウドソーシングサービス「Elance-oDesk」の研究によると、アメリカの労働者の34%は何らかのかたちでのフリーランスだということがわかりました。雇用者は、一定期間の特定のプロジェクトのために、個人のフリーランスと契約することで、このトレンドを利用できます。一方、フリーランスの求職者は自分の望むワークライフバランスを確立できます。

2015年の仕事探しのトレンドを知っていてもいなくても、多くの企業や業界にとって、求人は最優先事項であり、一番の課題であり続けるのは間違いなさそうです。

9 Job Search Trends Every Employer Needs To Know|Inc.

Jerome Ternynck(訳:的野裕子)

Photo by shutterstock.
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