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安全な「歩きスマホ」が実現するかもしれない

安全な「歩きスマホ」が実現するかもしれない

Popular Science:考え事をしながら通りを歩いていて、急に他の人あるいは電柱にぶつかったことはありませんか。理由は、友人にメッセージを送っていた、あるいは昼食に食べるものを考えていた、というところでしょうが、我に返ってばつの悪い思いをしたはずです。

ある科学者チームが、この問題の解決策を見つけたかもしれません。歩行中の足の動作を遠隔操作してもらえば、うっかり衝突することはなくなるでしょう。独ハノーファー大学の科学者、Max Pfieffer氏は、最近の論文で、スマートフォンのアプリをジョイスティック代わりにして、人間の歩行を制御する方法を説明しています。このプロセスは、ボランティア被験者の腿の縫工筋に沿って電極をつけるところから始まります。歩行する被験者の後ろからスマートフォンを携帯した別の人がついて行き、アプリで被験者足の筋肉を収縮させる軽くチクチクする電気信号を送ると、被験者が右折もしくは左折します。

研究者らが制作した下の動画を見れば、実験の様子がわかります。公園の中を歩いている人たちが映りますが、その人たちの進路は別の人が遠隔操作しているのです。

Pfieffer氏と同僚の願いは、この技術をゲームや読書に夢中になっている人の衝突回避に使ったり、最終的にはバーチャルリアリティ環境にいるプレイヤーの誘導、旅行者の市内案内、コンサート客の席への誘導まで、いろいろな目的に使ってもらうことです。

「テクノロジーにそれとなく行動を促される」という考えに聞き覚えがあると思った方、それはおそらく最近発表されたApple Watchに似たような機能があるからでしょう。目を通したほうがいいメッセージやリマインダー、その他の通知がある場合、Apple Watchは手首を刺激して教えてくれます。私たちの未来には、自動運転する車や、タスクを促してくれる電話、さらにはテクノロジーに誘導されて動く足が待っているのでしょうか。その可能性はありますが、まだ先の話のようです。

足のクルーズコントロール実験にはまだ限界があります。今のところ、遠隔操作される人のすぐ後ろを、スマートフォンで指令を出す人がついて行かねばなりません。将来的には、このテクノロジーがナビシステムや間取り図と連携することをPfieffer氏は期待しています。

REMOTE-CONTROLLED PEOPLE STROLL THROUGH A PARK FOR SCIENCE|Popular Science

Mary Beth Griggs(訳:コニャック

Photo by Shutterstock.
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