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人生を台無しにする依存行為を引き起こす3つの要因

人生を台無しにする依存行為を引き起こす3つの要因

Pick The Brain:薬物やアルコール、またその他の物への依存行為によって自らの人生を台無しにしてしまう人がいると、家族や身近な人たちは「なぜそんなことをするのだろうか?」とかぶりを振ります。

しかも、その依存から脱したかと思うと、今度は別のものに依存し、人生と健康を破壊し続けることがよくあります。結局のところ、依存性のある物質や行動を取り除くことができても、癒されない心の病に苦しみ続けるのです。

人を依存行為に常に走らせてしまう根本的な要因が3つあります。私の経験では、大麻に火をつけたり、箱いっぱいのクッキーを食べたり、お酒を半ダース飲んだり、行きずりのセックスをしたり...依存者は、そういったことを心理的な「痛み止め」、あるいは「逃避」や「罰」として利用しているのです。人が何かに強く依存する時は、これら3つの要因のうち、1つ以上が働いているのです。では、1つずつ見ていきましょう。

1.痛み止め

何かの痛みを紛らわすための「痛み止め」として依存を利用する人がいます。この痛みは身体的な場合もありますが、ほとんどの場合が精神的なものです。依存する人は、何も感じないで済むように、自らの感覚を鈍らせようと何かに依存するのです。

痛みについて本人も自覚していないことがありますが、幼少期の厳しい境遇がこの心の中で処理しきれない感情を生み出したのです。ですから、痛みを覆い隠して忘れてしまうのです。

しかし実際のところ、その感情は生きたまま埋められています。だから痛みを伴う感情自体がなくなるわけではありません。むしろ時間の経過とともに悪化し、より深刻なものへと変化していき、救いを求めずにはいられなくなるのです。

依存行為がかつて命を救ってくれたことは事実です。私自身も、空想や食べ物、マスターベーション、タバコ、お酒といったものがなければ、幼少期の地獄のような体験から生き残ることはできなかっただろうと思います。

こういったものに依存することで私は救われました。崖から飛び降りずにいられました。解決策を見つけられる年齢になるまで生きられるよう、その当時置かれていた状況がもたらす痛みを和らげてくれました。

もちろん、皮肉なことにそれらのものは、救う手助けをしたしばらく後になってから我々に牙をむき、人生を台無しにするのです。

2.逃避

痛みを消すための依存に加え、現実から逃れるために依存する場合もあります。依存者は並外れて怯えている傾向があり、恐怖の中で生きていくうちに過酷な現実に耐えられなくなります。そして過剰なほどに自分自身のことを真剣に捉えて完璧であろうとします。そうすることで恐怖が和らぐと考えるのです。

その代わり、とてつもない量のストレスと憤りが生み出されます。そのうちお手上げ状態となり、「もう、どうでもいいや!」と依存行為へとさらにのめり込んでいきます。完璧であろうとする負担とは無関係のものが欲しくなり、何かに依存することで、我々の上にのしかかる大量のレンガのような過酷な恐怖やストレスから、束の間の解放を得るのです。

3.罰

依存行為を必要とする最後の要因は罰としてです。これは、他の2つの要因ほどわかりやすいものではありません。好きな食べ物を心置きなく大食いしようとしている時に、自分に罰を与えているとは誰も思いません。その逆で、ご褒美をあげているようにしか見えないでしょう。

「あのブラウニー・サンデーは特別なご褒美なんです」と言いながらも、いざアイスクリームとブラウニーをどんぶり3杯も食べると、お腹がいっぱいになり、砂糖過多でぼんやりしてしまうでしょう。さらにその翌日には、気分が悪くてむくんでいるからと友人との予定をキャンセルします。そんな時、「自分をもっとコントロールすると誓ったのにまたやってしまった...」と自分を責めるでしょう。ほら、ご褒美とは似ても似つかないでしょう?

過食を止められない時、食べ物が与えてくれるプラスの効果以上に大きい負の影響を考えてみると、その行為によって自らを罰していることがわかるでしょう。そして、なぜ過食をするかというと、問題に対処していないという罪悪感の重荷を背負い、逃げられないからです。

そして、無意識のうちに自分を責め、「私はダメだ、罰を与えなければ」と考えて実行してしまいます。根本的な罪悪感が消えるまで、さまざまな方法で常に自らの人生を妨害します。

依存を持続的に抑制し、その抑制を楽しむことができるようになるために、これらの根本的な3つの依存要因に対処して治療を行うことは極めて重要なことです。依存を招く痛みや恐怖、罪悪感から解放された時、皆さんの人生は自然とあらゆる点において改善されます。

The 3 Causes of Addiction|Pick The Brain

Gilbert K Zachary(原文/訳:Conyac

Photo by Shutterstock.
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