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不完全で無関係に見える直感の組み合わせが、優れたアイデアを生む鍵となる

不完全で無関係に見える直感の組み合わせが、優れたアイデアを生む鍵となる

99u:私たちはアイデアというものを美化し、「あー!」とひらめいた瞬間のものとして解釈しがちですが、アイデアとは、多数の考えや蓄積された情報が一緒になった土台の上に構築されるものです。ミネソタ大学のBodong Chen助教授は、アイデアとは単一の存在というよりは「集合体」であると言います。

素晴らしいアイデアとは、直感と「不完全な」アイデアとの集合体から生まれます。いくつかの見込みがありそうな考えも、ことによると単独で成立するために必要な鍵となるかけらが欠けているために真価を発揮できずにいますが、互いに結びつくのを待っているのです。それらをつまらないこと、あるいは無意味なものとして投げ捨てたくなりますが、実は次にくる大きなアイデアを構成する要素なのです。Chen助教授は、その「集まり」は捕まえるのが一番だと言います。

すぐには役に立たない直感を忘れずにいるのは、さまざまな面で困難なことです。第一に、その直感を自分自身の記憶の中にとどめる必要があります。つまり、直感を培養するための秘訣の1つはとても簡単なことです。すべてを書き出せば良いのです。

ダーウィンのアイデアの基礎は、彼の取ったノートを基盤にしています。ノートが直感が培養される空間となっているから、私たちはその展開を目にできるのです。彼のノートは単なるアイデアの転写ではありません。アイデアを生み出す作業は、ダーウィンの頭の中という舞台裏のどこかで行われています。

ダーウィンは常に自分が書きとめたことを読み返し、そこに新たな意味合いを発見していました。彼のアイデアは、頭の中の現在の考え、そして紙に書きとめられた過去の見解すべてとのデュエットのような形で生まれるのです。

幸運なことに、直感をとらえるのは非常に簡単です。実際にノートを持ち歩くか、スマートフォンの多数の機能を使用すればいいだけです。『Evernote』や『Pinterest』といったモバイルアプリを使えば、ウェブクリッピングの収集や自分のデータのアップロードも可能です。

それ以外にも、Google DriveやAdobe Creative Cloudといったクラウドサービスを使うことで、どこからでも過去の直観に簡単にアクセスできます。スマホのカメラでさえ、優れた記録装置として活用できます。

ここで鍵となるのは、情報を記録はするものの、その都度分類はしないということです。まず、あらかじめ整理したカテゴリーごとに、ランダムな情報を分ける時間がある人などいないでしょう。

素晴らしいアイデアは、無関係に見える2つの直感を組み合わせることで生まれます。そのために、書きとめた内容を読み返し、それぞれの直感を記憶の中で生かしておく必要があるとChen助教授は言います。結局のところ、「直感」を忘れてしまったら互いに結びつけることはできませんからね。

Want Better Ideas? Go Catch Your Swarm|99u

Stephanie Kaptein(原文/訳:コニャック

Photo by Shutterstock.
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