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微妙な違いも一目瞭然! よりネイティブに近い英語表現をイラストつきで学ぼう

微妙な違いも一目瞭然! よりネイティブに近い英語表現をイラストつきで学ぼう

cuteとprettyはどう違う?』(ジェリー・ソーレス著、青春文庫)の著者は、NHKラジオ『基礎英語』を筆頭とする英語教育番組への出演や慣習をはじめ、翻訳、英語ナレーションなど多方面で活躍する日米のバイリンガル。本書のタイトルについては、「はじめに」でこう解説しています。

同じ「かわいい」でも、実はcuteは「かわいらしい」、prettyは「キレイ」に近い言葉なのです。(中略)本当は違う意味なのに、学校では同じ意味で習うものは他にもたくさんあります。もしかしたらあなたも、知らず知らずのうちにネイティブをカチンとさせたり、間違った表現をして恥をかいているかもしれません...。

そこで本書では、「同じ意味」として扱われていた単語やフレーズの微妙な違いを、イラストにして紹介しているというわけです。きょうはChapter 3「同じ意味で習ったけど... 教科書では違いを教えてくれなかった30ワード」から、いくつかをピックアップしてみたいと思います。

studyとlearn

studyとlearnの違いは、学びの段階にあるのだそう。studyは「学びの途上段階」であり、授業を受ける、教科書を読むなど、勉強する「行為」や「努力」を伴ったことば。対するlearnは、学びを完了した段階。勉強することではなく、学びによりなにかを「習得する」「自分のものにする」ときに使うのだということ。

studyの例文

I study 5 subjects at school every day.(毎日学校で5科目勉強します)

learnの例文

I learned that the best way to make a friend is to be a friend.(友だちをつくるには、よい友だちであることが一番の近道だと学びました)

「きょう、なにを学んだ?」と英語で尋ねられたとき、What did you study today?なら、答えは「国語を学びました」「数学でした」など。What did you learn today?なら、「友だちのつくり方を学んだよ」「仲直りの仕方を知ったよ」などとなるわけです。(74ページより)

finishとend

finishとendの違いは、主体的に終わらせるのか、受動的に終わってしまうのか。受動的なのがendで、「それまで持続していたものが、単に終わるとき」だそうです。たとえばthe end of the roadなら「道が終わる」。

finishは主体的で、なにか目的を達成して終わらせるときに使うもの。I finished diner.(夕ごはんを食べ終えました)、Finish your homework(宿題を終わらせなさい)など。

finishの例文

I finished the project!(このプロジェクトやっと終わった!)

endの例文

Payday is at the end of the month.(給料日は月の終わりです)

上司に「仕事がまだ終わらないのか」とどやされたなら、I'm finishing it now(もうちょっとで終わります)と答えれば格好がつくと著者。(82ページより)

lookとsee

lookとseeは、見ているものをはっきり認識しているかどうかの違い。「これを見ている」という対象がはっきりしているときに使うのがseeで、「見ていて楽しい」「引き込まれる」といった状態だとか。相手を真剣に見つめる、眼前にある紅葉を楽しむといったときはseeだということ。

Lookは「見ている」という動作を表しているだけで、なにを見ているのか、まだきちんと認識していない状態。だから「Look!(見て!)」などと、どこを見てほしいのかを促すわけです。

lookの例文

Look over there!(あそこを見て!)

seeの例文

Do you see the guy with the ball?(ボールを持ってる人が見える?)

Seeするための行動が、lookになるといえるそうです。(86ページより)

sayとtell

sayは一方的に話している場合、あるいは独り言のように、単にことばを口にしているにすぎない場合に使うもの。自分の意見を発表するときにも使うことがあるといいます。

一方、相手になにか情報を伝えたいときに使うのがtell。相手が聞いてくれていることが前提なので、相手が不在の場合、たとえば独り言には使えないそうです。相手との会話が成り立っているときに使うことばだということ。

sayの例文

Do as I do, not as I say.(私が言っていることではなく、私の行いを参考にしなさい)

tellの例文

Did you tell your mother the good news?(お母さんにそのよいニュースはもう伝えた?)

なお、tell me(教えて)といういい方はあっても、say meといういい方はなし。相手からなにか情報を得たいと思ったらtell me。sayには一方的な話というニュアンスがあり、教えてもらいたいときには使わないのだとか。(106ページより)

bigとlargeとhuge

bigもlargeも教科書では基本的に「大きい」として訳されますが、実はbigよりもlargeの方が大きいのだそう。とはいえ、その違いは小さなものだといいます。一方、同じく大きなものを指すhugeは、bigやlargeとは桁違いに大きなもの。ひとことでいえば「巨大」だということです。

bigの例文

This section is for big clothes.(ここは大きい服のセクションです)

largeの例文

This large shirt is too small. I need an XL.(この大き目のシャツでも小さすぎます。XLをください)

生き物の大きさで例えるなら、bigはポニー、largeはそれよりも大きな馬。しかしhugeになると、一気にシロナガスクジラくらい巨大なイメージ。(110ページより)

✳︎

イラストつきで見やすく、解説もこのようにシンプル。加えてその語に関連したコラムも掲載されているので、英語独特の微妙な違いを、楽しみながら学ぶことができます。邪魔にならない文庫なので、バッグのなかに入れておいてもいいかもしれません。

(印南敦史)

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