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Google Chromeはキライなのに、離れられない理由

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Google Chromeはキライなのに、離れられない理由

MakeUseOf:ChromeとFirefoxの戦いなら、私はChrome側につきます。でも本心からではありません。Chromeを選んでいるのは、それが最高のブラウザだからではないのです。それなしでは生きていけない機能を持っているからなのです。

Chromeは速い、Firefoxも速い、結局どっちも速い

昨年まで、ChromeとFirefoxを数カ月ごとに乗り換えて使っていました。乗り替えるたびに、やっぱりこっちのブラウザのほうが速いなと感じたものです。でも、その喜びも長くは続きませんでした。

なぜ使っているうちにブラウザが遅くなるのか、技術的なことはわかりません。拡張機能だけが原因ではないはずです。かつて、Firefoxで15個の拡張機能を使っていて、遅くなったと感じたのでChromeに乗り替えました。そして、再び拡張機能が15個入ったFirefoxに戻ったとき、やはり速くなったと感じたのです。同じことが、Chrome→Firefox→Chromeと切り替えたときにも起こりました。

新しいブラウザに乗り替えると、しばらくは速くなったように感じるが、使っているうちにまた遅くなってしまう。これはほとんど法則のような感じです。

とはいえ、ChromeからFirefoxに乗り替えたくなるのは、スピードのためではありません。Firefoxのほうがカスタマイズ性に優れているし、乗り換えも簡単だからです。例えば、いつものように10個以上のタブを開くと(多い時は30個)、Chromeだとタブが小さくなり過ぎて、どれがどれだがわからなくなります。一方、Firefoxはタブを多段で並べてくれるので、そんな心配はいりません。また、Firefox 35の新しい機能は本当にすばらしくて、ビデオ通話なんかも最高にクールです。

私がコンピューターでする作業のほとんどは、ブラウザ上で行われます。ですので、ブラウザを細かくカスタマイズできることが重要です。それでも私がChromeを選ぶ理由は、Chromeでしか使えない、重大な機能がいくつかあるからです。

Chromeから離れられない理由 1「WhatsApp」

最近、ユーザーの長年のリクエストに答えて、『WhatsApp』がついにウェブ版をリリースしました。これはすばらしいことです。しかし、このウェブアプリはChromeか、Chromiumベースのブラウザでしか使えません。

WhatsAppの代替アプリはたくさんありますが、このアプリは私の人生の大きな一部を占めています。家族や友人、同僚とチャットするときのデフォルトアプリとなっているのです。インドでは、スマートフォンユーザーの大半が、SMSの代わりにWhatsAppでメッセージを送り合っています(そっちのほうが通信料が安くつく)。

WhatsAppの開発者は、Chromeの通知システムがほかのブラウザより優れていたので統合しやすかったと説明しています。それが本当かウソかはわかりません。いずれにせよChromeでしか使えないことには変わりません。だからChromeを使うしかないわけです。

後日談:現在、WhatsAppはFirefoxとSafariにも対応しています。

Chromeから離れられない理由 2「Chromecast」

ほかの理由はさておき、私がChromeから離れられない一番の要因は、このブラウザがないと『Chromecast』が使えないことです。Chromecastは最高のデバイスですが、映像をコンピューターからテレビにスムーズにキャストするには、Chromeに拡張機能『Google Cast』をインストールする必要があります。

この拡張機能を使えば、YouTubeやPlexといったChromecast互換アプリを簡単に操作できます。しかし、本当に便利なのはブラウザのタブをキャストできるようになることです。タブでTweetdeckや、ESPNのようなChromecast互換でないアプリを開いていても、タブのままテレビにキャストできてしまいます。この体験は感動モノです。

タブだけでなく、画面全体をミラーすることだって可能。まるでセカンドモニターみたいに使えます。なによりも、プレゼンテーションをつくるときに大活躍します。ケーブル接続も一切不要です。

Chromeから離れられない理由 3「タブのミュート」

これもChromeにはあって、Firefoxにはない機能のひとつであり、私にとってはかけがえのないものです。私がいつも10個以上のタブを開くのは話しましたね。リンクは基本、新しいタブで開くのですが、たまに、音声や動画が勝手に再生されて、イライラすることがあります。

Chromeでは、どのタブが音を出しているかがひと目でわかり、そのタブだけを簡単にミュートできます。Firefoxでは、どのタブが鳴っているのかわからないだけでなく、タブごとのミュートもできません。できるのは、Flashベースの広告をブロックすることぐらいです。

デフォルトでは、音を出しているタブを判別することはできても、ミュートはできません。そのためにはdev channelで機能を有効にする必要があります。手順は以下。

  • ChromeのURLバーに「chrome://flags/#enable-tab-audio-muting」をコピペして、Enterキーを押す。
  • 「タブの音声ミュート用のユーザー インターフェース コントロールを有効にする。」の下にある「有効にする」をクリック。
  • Chromeを再起動する。(ブラウザをいったん閉じて開くか、ステップ2の後に画面一番下に表示される「今すぐ再起動」ボタンをクリックする)

あとは、タブのオーディオアイコンをクリックすれば、そのタブがミュートされます。『MuteTab』という拡張機能もありますが、上記のやり方のほうが簡単です。

すぐに、この機能なくしてはブラウザを使っていられなくなるでしょう。これは、Windowsの「ジャンプリスト」が使えなくなるようなものです。タブのミュートができないなんて、考えられなくなるはずです。

しぶしぶ使っているブラウザやOSはありますか?

本当は好きじゃないブラウザをしぶしぶ使っているのは、私だけではないでしょう。好きじゃないOSをしぶしぶ使っている人たちさえ知っています。仕事で使うから仕方なくとか、予算の関係で、などさまざまな理由があるでしょう。あなたはどうですか? しぶしぶ使っているテクノロジーがありますか?

I Hate Google Chrome But I'm Trapped In It. Here's Why|MakeUseOf

Mihir Patkar(訳:伊藤貴之)

Photo by Alexander Supertramp / Shutterstock.com.
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