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心を整理するレシピ:大豆で作るチリビーンズ

心を整理するレシピ:大豆で作るチリビーンズ

前回より始まりました、「心を整理するレシピ」。担当する料理研究家のオガワチエコです。

時として心にふっと湧く迷いや戸惑い、後悔といった感情。こうした感情が動揺を生み、人はしばし立ち止まります。じっくりと自分を見つめ直しながら料理に没頭することで時間を有効に使い、できあがった美味しいものを食べて気分を一新。新たな一歩を踏み出すためのレシピをご紹介するのがこのコーナーです。

2月の大きな行事といえば、みんな大好き節分です。やれ鬼は外だ、福は内だと、楽しげな声が響きます。そこでなくてはならないアイテムが、豆。このアイテムの使い方が、イベントの盛り上がりを左右すると言ってもいいでしょう。

節分は元々、季節の変わり目に行われる行事。季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると考えられており、それを追い払うための悪霊払いとして豆がまかれたのが始まりです。そんな節分にあやかって、頭の中の悩みも解消しましょう。そんな時にピッタリの料理が「大豆で作るチリビーンズ」です。

時間をかけてぐつぐつ煮る「チリビーンズ」の作り方

【材料(2人分)】

ベーコン......2枚

玉ねぎ......1個

ニンニク......1片

福豆......1カップ

オリーブオイル......大さじ2

ローリエ......1枚

唐辛子......2本

合挽き肉......250g

赤ワイン......1/2カップ

ケチャップ......大さじ2

カットトマト......1缶(400g)

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【作り方】

下ごしらえ

ベーコンを1㎝幅くらいに切る。玉ねぎはみじん切りに。ニンニクを包丁の腹でつぶす。唐辛子は中の種を取る。

1. 鍋に1Lの水と豆を入れて、柔らかくなるまで煮る。

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2. フライパンにオリーブオイルとニンニク、ローリエを入れて炒め、香りが出たら玉ねぎを入れさらに炒め、透明になってきたらベーコンと唐辛子を入れる。

3. 合挽き肉を入れて炒め、色が変わってきたら赤ワインとケチャップを入れる。

4. 1の豆と、ゆで汁を2カップ取って3に入れ、アクを取りながら煮る。

5. カットトマトを入れ、お好みで塩と胡椒で味付けする。

豆を煮る際は、なるべく大豆臭を消すため、沸騰したら1度湯を捨てて新しい水を入れて煮た方が美味しく仕上がります。ぐつぐつと煮ている間に豆まきのことだけでなく、さまざまな不安や葛藤が生まれてきます。心に抱えていた豆粒ほどの問題が膨れ上がり、大豆...いや、大きな岩のようになってのしかかってくるでしょう。でも、そこで逃げ出してはいけません。鍋の中で浮き沈みを繰り返す豆に、自分の人生を照らし合わせるのです。人生楽ありゃ苦もあるさ。豆と見つめ合うことで、新たな活路が見出せるはずです。

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できあがりは、これがまさか豆まき用の豆とは思えないほど本格的な味。大豆なので栄養も豊富。良質なタンパク質は健康に良いですし、大豆イソフラボンにより美肌効果も。歳の数以上に食べたくなってしまいます。来年の節分が待ち遠しい!

レシピ・文/オガワチエコ

料理研究家。ル・コルドン・ブルー、東京會舘クッキングスクールで料理と製菓を学ぶ。著書に『彼の家に作りに行きたい!純愛ごはん』(セブン&アイ出版)など。道具も調味料もない彼の家で、いかに間単に失敗なく美味しい料理を振舞うかに特化したレシピ本になっている。2014年12月4日には新刊『おにぎらずの本』(泰文堂)を出版。

(写真/大崎えりや)

オガワチエコ|料理研究家

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