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会社はジムだ!「組織に勤めるための力(=勤力)」を鍛えるための10の心がけ

会社はジムだ!「組織に勤めるための力(=勤力)」を鍛えるための10の心がけ

勤力を鍛えるトレーニングのことを「勤トレ」と呼ぶ。「勤トレ」は、基礎勤力と 8個の部位別トレーニングメソッドで構成した。(「本プログラムの使い方」より)

勤トレ 勤力を鍛えるトレーニング』(川下和彦著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)は、「勤力(組織に勤めるための力)を鍛える」という観点からビジネス能力身につけるためのメソッドを公開したユニークな書籍。

まず9種類の「勤力診断」によって、足りていない勤力の部位や自分自身の「勤力特性」を導き出し、順番にプログラムを実行していくことによって「基礎勤力」から「セルフブランディング勤」までの全トレーニングを制覇するという流れになっています。

部位ごとの勤トレに取り組む前に、勤力アップの原理原則を学んでおく必要がある。初回のプログラムでは、勤トレの基本をマスターし、ビジネスパーソンとしての基礎勤力を身につけよう。(22ページ)

こうした説明からスタートする第1章「基礎勤力」から、10種のポイントを引き出してみましょう。

1.ビジネスは、スポーツだ

「人が動く」と書いて「働く」。つまりビジネスは、「まるでスポーツ」。ということは、理論がわかったからといって、実践できるとは限らないはず。ビジネス書を読むのも勉強会に出るのも、いいかもしれない。しかし本当にビジネスができるようになりたいのであれば、頭で学ぶだけでなく、体で学ぶことだと著者は主張しています。(24ページより)

2.勤力を鍛えろ

勤める力は「勤力」。優れたアスリートが筋力をつけているように、優れたビジネスパーソンは勤力をつけているというわけです。だからこそ、できるヤツになりたいのだったら、勤力を鍛えるトレーニング(勤トレ)を積み重ねることが大切。(26ページより)

3.筋トレするように勤トレを

「勤力は、筋力と同じように鍛えることができる」と著者。筋肉に負荷をかければ、筋繊維に傷がつくことに。それが修復されることにより、筋繊維がひとまわり太くなって筋力がアップするという流れ(超回復)。

同じようにビジネスでも、自分に負荷をかければ心身に傷がつくもの。しかし、それが修復されれば心とからだがひとまわり強くなり、勤力がアップ。いわば勤力も筋力と同じように、損傷と超回復を繰り返すことによって身につけることができるようになるわけです。(28ページより)

4.若いうちに貯勤を

若いうちの屈辱体験は、買ってでもすべき。生物的な年齢を重ねるごとに、気力と体力は衰えてくるもの。社会的な年齢を重ねるごとに、初歩的なミスは許されなくなるもの。時間を巻き戻すことはできないからこそ、生命力がみなぎり、周囲が寛容なうちに貯勤(勤力を貯えること)に取り組んでおけということ。(30ページより)

5.勤力がつけば、存在感に迫力が

筋力がつけば肉体に迫力が出るように、勤力がつけば、言動に迫力が出ることになります。一目見るだけで相手の筋力がわかるように、ひとこと交わせば相手の勤力がわかるというわけです。だから、「勤力をつけ、スーツの下から仕事ができるオーラを放てるようになれ」と著者は訴えています。(34ページより)

6.会社をジムにように使い倒す

会社は、ジムのようなもの。ジムには筋力を鍛える「機械」があり、個人の筋力に合わせて重量を調節することが可能。同じく会社にも、勤力を鍛える「機会」があり、個人の勤力に合わせて難度を調整することができるという考え方。それどころかジムとは違って会費は無料で、給料が出るというメリットも。つまり、「会社を使い倒さない手はない」ということ。(36ページより)

7.上司はトレーナーだと考える

会社の上司は、トレーナーだと思えばいいのだとか。上司はジムのトレーナーのように、身の丈にあった負荷の仕事を課してくれたり、ひとりでは持てない責任を一緒に持ってくれたりする存在。また、トレーナーのように慕えば、上司だって悪い気はしないはず。だからこそ、「上司は使ったもの勝ち」。(37ページより)

8.アウトプットする機会には試合のようなつもりで

プレゼンや納品のようなアウトプット機会には、試合のつもりで臨むべき。試合は、自分の力量を試すことのできる貴重なチャンス。事前に練習を重ねることや、自分よりできるライバルと出会うことで、人は少しずつ強くなっていくということ。(38ページより)

9.スカウトを魅了する

クライアントやチーム・マネージャーはまるでスカウト。スカウトの目に留まれば、さらなる成長のチャンスを与えられることに。しかし練習でも試合でも、腐っているとスカウトに見放されて当然。大切なのは、固体色を持ち、スカウトの視線を集めること。自らを成長させる環境は、自らつくり上げるものだという考え方です。(39ページより)

10.小さな仕事でもナメてかからない

どんなに小さいと感じる仕事であっても、必ずあるのは責任という重さ。やりたくない仕事だからといって避けて通るのは、それだけ成長のチャンスを逃しているのと同じ。ひとつひとつの仕事の重みを大切にし、自分への負荷にしてこそ「勤トレ上手」。(42ページより)

これらからも推測できるとおり、「トレーニング」とはいえ、ひとつひとつのプログラム(メッセージ)はとてもシンプル。しかもイラストと文章によって無理なく理解できるような構成になっているため、空き時間などを利用して「勤力」を効果的に高めることができるはずです。

(印南敦史)

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