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10年ぶりに行ったフロリダのディズニーワールドは、驚くほどIT化されていた

10年ぶりに行ったフロリダのディズニーワールドは、驚くほどIT化されていた

年末年始で、10年ぶりにフロリダのディズニーワールド(WDW)へ行ってきました。

WDWを知らない方のために簡単に紹介すると、マジックキングダム、エピコット、ハリウッドスタジオ、アニマルキングダムで構成されており、これをデラックスからモデレートクラスまでのディズニー直営のホテルが取り囲むリゾート施設群です。とにかく広くて、敷地は山手線内側2つ分の面積。移動にもバスやモノレール、フェリーなどを使います。

さて、10年ぶりともなれば、いろいろと変化がありました。中でもIT化が驚くほど進んでいました。東京のディズニーリゾートにも、ぜひ導入して欲しいサービスがあったのでご紹介します。

どこでも使える無料のWi-Fi

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ホテルは部屋だけではなく、フードコートや屋外ベンチなど、あらゆる場所で無料のWi-Fiが使えます。もちろん、パーク内でもあらゆる場所で使えます。これは、ネットが使える利便性だけではないワケがあるので後ほどご紹介します。

ただ、Wi-Fiにはセキュリティの設定がされていないので、使い方に注意が必要です。また、大勢の人が集まる場所だと電波は拾うものの、遅くて使えないことがあります。これは、人が少ない所へ移動するなどして回避できます。

マジックバンドが素晴らしい

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リゾート内の直営ホテルに泊まると「マジックバンド」と呼ぶRFIDが埋め込まれたバンドがチェックイン時に受け取れます。

このバンドは個人に結びついており、部屋の鍵、パークのチケット、ファストパスのチケット、そして財布代わりにもなります。使ってみると便利なもので、これひとつ右腕につけておけば、面倒なことは一切考える必要がなく、リゾートを堪能できます。

われわれ外国人旅行者にとってうれしいのは、財布代わりになるところです。マジックバンドのおかげで、旅行中に財布が小銭でふくれるということはありませんでした。決済は、バンドをリーダーにタッチして、最後にPINコードを入力します。事前に登録したPINコードと一致すれば、決済完了となる仕組みです。利用時にレシートが出ますが、すべての利用明細はチェックアウトの時にリクエストすればもらえます。

My Disney Experience

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これは、パークの開園時間やアトラクションの待ち時間の確認、ダイニングの予約などができるiOSとAndroid用のアプリで、ウェブサービスの「My Disney Experience」と連携して動作します。前述のWi-Fiとマジックバンドの利便性もここで活きてきます。

このアプリの目玉は、ファストパスを事前取得できること。取得だけではなく時間や別のアトラクションに変更もできます。

このおかげで、ファストパスを取るために列をなすようなことはなく、自分の時間になったらアトラクション前のファストパスレーンに行くだけです。取得をしたファストパスは、マジックバンドに結びついておりチケットは発券されません。ファストパスレーンのリーダーにバンドをタッチするだけのスマートさです。

私は、Xperia Z3 Compactにアプリを入れて使っていました。パーク内はWi-Fiが使えるので、休憩を入れるためにファストパスの時間を変更したり、当日朝に別のアトラクションに変更したりしていました。また、パークから帰りがけに、明日のファストパスを取得するといった使い方も。とにかく便利なアプリで、アトラクションに振り回されることなく、自分たちのペースで楽しむことができました。

次の10年は、どうなっているのか楽しみ

10年前は、パークの案内人がAppleのNewton MessagePadを使っていることに驚きました。

今回は、IT技術が当たり前で脇役に徹しています。また、紹介したサービスは利便性だけを追求した結果ではなく、ゲストがリゾート内で「より楽しく濃密な時間をすごすため」を軸にデザインされており、滞在中はIT技術に振り回されることなく、魔法の世界をたっぷり堪能できました。日本の裏側で、コンテンツと技術の関係性を勉強させてもらった旅行となりました。東京でも導入してほしいサービスです。

Walt Disney World Resort in Orlando, Florida

(傍島康雄)

index image by Darrell Taylor.
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