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機械は人間社会を征服する?天才ロボット工学者が考えていること

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機械は人間社会を征服する?天才ロボット工学者が考えていること

昨今のテック業界では、目覚ましい発展を遂げる人工知能やロボットについての話題が頻繁に取り上げられています。ライフハッカーでも、天才的な起業家であるイーロン・マスク氏の発言や、英国の物理学者スティーブン・ホーキンス博士のコメントなどを過去にご紹介しました。

コンピューターと人間は共存関係にある

人間そっくりの人間型ロボット(ジェミノイド)を開発して世界から注目を集めたロボット工学者、石黒浩教授も同じテーマについて、ウェブメディア「Mugendai(無限大)」にて、自分の考えを語っています。

(ロボット技術が発達しても)何も大変なことは起こらないですよ。コンピューターが人間より優秀になったらどうするのかと心配する人がいるけど、コンピューターはある部分では既に人間より優秀です。コンピューターはアルゴリズム(計算式)があれば、人間より早く計算できる。物事が定義された瞬間に、全部コンピューターが勝つのです。

定義が曖昧なものだけ、人間が勝つと言われていますが、実際には勝ってはいない。定義していないので、パフォーマンスを計測できないだけの話です。チェスとか、クイズとか、プロセスがはっきりしているものは全部コンピューターが勝つ。ロボットは単にコンピューターの延長なので、コンピューターで起こっていることがそのままロボットでも起こるということです。

つまり、定義があいまいなので、まだ人間がコンピューターに勝っている気がするだけなのです。実際には、これまでもコンピューターは人間より優秀だったし、人間はコンピューターを使って様々な社会システムを築いてきたと言えるでしょう。例えば、現在の株式市場はコンピューターを使った自動取引が大半の取引を占めていると言われます。この事実を見て、金融業界がコンピューター(機械)に支配されているかと聞かれれば少し違和感があるのではないでしょうか。石黒教授は、次のように続けます。

僕は(人間と機械は)共存していると思っています。人間と機械は対立構造にあるわけではなく、機械は、人間の物理的、身体的な制約を克服するためにある。機械の進化は、人間の進化。遺伝子以外の進化の形だと思っています。

では、今後、私たち人間はどうなるのでしょうか? 石黒教授はヒントを語ってくれました。

(機械が発達すれば)どんどん便利になっていく。そうなると人間はみな、ある意味、哲学者になっていくのだと思います。時間ができると人は何をするのか。本を読む時間もできるし、考える時間も増える。

もちろん、工場に機械を導入する企業を見れば「機械が発達したから、人間の仕事がなくなった」と思えるかもしれません。ただ、その先にどんな世界が待っているのかという視点が抜けているのかもしれません。

この他にも石黒教授は示唆に富んだ言及をしています。興味のある方は、下記のリンク元メディア「Mugendai(無限大)」で詳細を読んでみてください。

コンピューターは、どこまで人間に代われるのか|Mugendai(無限大)

(ライフハッカー[日本版]編集部)

Photo by Shutterstock.
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