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オンラインショッピングの未来を探求する「Zappos Labs」の若きリーダー、ウィル・ヤングの仕事術

オンラインショッピングの未来を探求する「Zappos Labs」の若きリーダー、ウィル・ヤングの仕事術

敏腕クリエイターやビジネスパーソンに学ぶ仕事術「HOW I WORK」シリーズ第84回。『ベイマックス』のテクニカル・スーパーバイザーを務めるハンク・ドリスキル(Hank Driskill)氏に続く今回は、「Zappos Labs」のディレクターであるウィル・ヤング(Will Young)氏にインタビューしました。「Zappos」といえばオンラインショッピング。特に、靴が豊富なことで有名です。でも、それだけではないってこと、ご存知でしたか? 同社には、サンフランシスコにオフィスを構える研究開発部隊「Zappos Labs」があり、日々オンラインショッピングの未来についての研究がなされています。

その運営を任されているのが、ウィル・ヤング氏。『Ask Zappos』のようなイノベーティブなアプリ開発の旗を振っています。Ask Zapposは、写真を送信するだけでアイテムを見つけられるという優れもの。例えば、お気に入りの靴を見つけたけどブランドがわからないといったときに使うと便利です。

Zapposの本社はラスベガス。ヤング氏は、どのように2カ所での仕事を切り分けているのでしょうか。気になる仕事術を聞きました。

氏名:ウィル・ヤング(Will Young)

居住地:サンフランシスコ(ラスベガスでも多くの時間を過ごします)

現在の職業:Zappos Labsディレクター兼VegasTechFundジェネラルパートナー

現在のコンピューター:MacBook Air

現在のモバイル端末:iPhone 5s

仕事スタイル:エネルギッシュに

── Zappos Labsは、何を目指していますか?

Zappos Labsは、Zapposの未来を探求する研究開発部隊のような存在です。小売に関連したクレイジーな実験から、新しいビジネスポテンシャルの探求まで、いろいろやっています。

── 「これがないと生きられない」というアプリ・ソフト・ツールは?

仕事では、生産性ヘルパーとして『Evernote』『Slack』「Livescribe」。ソーシャルなつながりには、『Twitter』と『Instagram』。すべてを忘れて没頭できるゲームとして、『Clash of Clans』も欠かせませんね。

── 参考までにお聞きしたいのですが、Apple製品を使っている特別な理由はありますか? (多くの読者から、How I Workに登場する人はなぜそんなにAppleユーザーが多いの? という質問が寄せられています)

2年ほど、「Palm Pre」を使っていたことがありました。うまく動作しないときを除いて、私はそれを気に入っていました。その後、AppleのiPhoneに変更したところ、使い勝手、見た目、アプリの量など、どれをとってもすばらしくて。でも、本当にほしいのは、「Galaxy Note」のような、スタイラスを使うタイプのスマホです。これまでのデバイスで一番のお気に入りは、学生時代に使っていた「Palm VII」ですね。なくなってしまったのは残念です。

── 仕事場はどんな感じですか?

サンフランシスコでは、San Francisco Zappos Labsのオフィスで働いています。ちょっと大きすぎるそのオフィスには、極めて普通のスタンディングデスク、シアターがあります。コーンホール(訳注:お手玉のようなバッグを的に向けて投げるゲーム)のセットもあって、異常な頻度で使われています。

ラスベガスでも多くの時間を過ごします。そこでは、ダウンタウンにあるVegasTechFundとZappos本社の間を行ったり来たりしながら、バックパックひとつで仕事と生活をしています。

── お気に入りの時間節約術は何ですか?

Evernote』を、私の記憶の代わりに使っています。それが、即座の対応にも役立ちます。ある質問に何度か同じように答えたことに気づいたとき、それをメモしてEvernoteに保存。そうすることで、あとで見つけやすくなり、再利用できるのです。

── 愛用中のToDoリストマネージャーは何ですか?

すべてを試しましたが、どれも失敗に終わっています。私が使い続けられるToDoアプリがあるなら、それはきっと、私にとって夢のアプリですね。私のToDoは、『Evernote』と、Livescribeのポストイットとノートに分散して保存されています。

── 携帯電話と PC 以外で「これは必須」のガジェットはありますか?

Livescribeのペンは、「これは必須」にかなり近い存在と言っていいでしょう。まだ少しだけ、不便なところが残っていますが。でも、あと少しなのは事実です。

── Livescribeペンは、どのように活用していますか?

私は、ミーティングでかなりのメモを取ります。記憶力が悪いので、そうする必要があるのです。携帯やラップトップでそれをやると、気が散っているかの印象を与えてしまい、失礼な感じがして(実際、気が散ってしまいそうです。だって、もしClash of Clansで自分の村が襲撃されたと知ってしまったら...)。だから、スタイラス式のスマホが欲しいんです。会話中、それでメモを取れば、あまり失礼に見えないでしょうから(たぶん)。

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── 日常のことで「これは他の人よりうまい」ということは何ですか?

会議中の板書(ホワイトボード)です。コツは、色を変えること、見出し文字、チェックボックス付きのリスト、簡潔に書くことです。

── 仕事中、どんな音楽を聴いていますか?

だいたい、『Songza』で「Morning Inspiration Hip Hop」か、『Pandora』で「Hipster BBQ」を聴いています。

── 現在、何を読んでいますか?

テック関連、リーダーシップ関連で、読んでない本がたくさんあります。読み終わったばかりなのが、『Contagious: Why Things Catch On』で、とてもおもしろかったです。もうすぐ読み終わるのが、読みやすいフィクションの『The Fire Seekers』。『ダ・ヴィンチ・コード』ミーツ『スパイキッズ』ってな感じの本です。

── あなたは外向的ですか、内向的ですか?

外向的ですが、人前で自己紹介するときは別です。あれだけは照れくさくて苦手です。

── 睡眠習慣はどのような感じですか?

朝型です。多くの人が夜中まで仕事やメールをしていると思いますが、それをやめようと決めていて。その代わり、夜は妻や友人と過ごすようにしています。やることがたくさんあるときは、朝4時に起きて、メールのキャッチアップから1日をスタートします。

── あなたが受けたものと同じ質問をしてみたい相手はいますか?

母ですね。母はいい意味で、テクノロジー嫌いのヒッピーです。だから、これらの質問にどう答えるのか、見てみたいです。

── では、お母さんにとって最高のライフハックは何だと思いますか?

何も気にしないことです。母には、それがいいようです。ヒッピーですから(笑)。

── これまでにもらったアドバイスの中でベストなものを教えてください

仕事関連では、肩書を気にするなというアドバイスです。好きなことを見つけて、それに取り組んでいれば、いいことは必ず訪れると。

それ以外では、あまりにも使い古された言葉ですが、「短い人生、無駄にしてはいけない」です。歳をとるにつれて、最愛の人を亡くしたという話をよく耳にします。だから、その日を後悔とともに迎えないようにしないと。

── そのほかに読者に伝えたいことがあればどうぞ

メールの受信箱を管理するためのハックは、世の中にたくさんあります。でも、きっとあなたにはできません(私のように)。それはとても、悲しいことなのですが。

Andy Orin(原文/訳:堀込泰三)

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