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人間に近いコンピューターは「データ以外の知識」に注目する

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人間に近いコンピューターは「データ以外の知識」に注目する

コンピューターの性能は気づかないうちに上がっています。いずれは、人間の脳と同じことができる日がやってくるでしょう。米国のクイズ番組「Jeopardy!(ジョパディ!)」で人間のクイズ・チャンピオンと戦って勝利を収めた人工知能「Watson(ワトソン)」を開発したIBMは、「コグニティブ・コンピューティング」と呼ばれる、人間の脳と同じ動きをするコンピューターを開発中なのだとか。慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス教授の坂井直樹氏は、ウェブメディア「Mugendai(無限大)」にて次のように述べています。

私がやってきた「ブランドデータバンク(bdb)」(現在はマクロミル)、これは、1人ひとりの生活者が所有しているブランドを切り口としてユーザーの嗜好を探るデータベースサービスがあります。分かりやすく言うと、「この車を所有している人は、あのブランドのバッグを持っている」といった、POSデータでは見えづらいつながりを可視化するものです。これこそ、ワトソン君に頑張ってもらえる土俵なんじゃないかと。

日本IBMで東京基礎研究所所長を務める森本典繁氏は次のように述べています。

データが大きくなればなるだけ、ワトソンは力を発揮しますよ。ポイントとしては、さまざまなビッグデータや、些末なデータを寄せ集めた結果、「集計したデータ」ではなく、そのデータが構成するコンテキストとか、環境といったものが、間接的に何かを表現できるようになるんですね。坂井さんがbdbで導き出した、個人にひも付いた所有ブランドの関連性も、そういった、データから生み出された、データ以外の知識・情報であり、コンテキストです。これを数千、数万の項目から解析したり、人間が分かる形でアウトプットするには、表計算ソフトでは難しい話になります。そこが、コグニティブ・コンピューティングが担うべき部分になるでしょう。

つまり、コグニティブ・コンピューティングとは、ビッグデータから導き出すデータ以外の情報と言うこともできます。これは例えば「ある人が所有しているブランド」という情報から、「この人はこんな感じの人で、こういうブランドもきっと好きだ」という情報を導き出すこと。まさに、私たちが普段頭の中でしていることですよね。

高度な人口知能の開発だけでなく、マーケティングにも影響を与えそうな技術と言えそうです。

興味のある方は、下記のリンク元メディア「Mugendai(無限大)」で詳細を読むことができます。

コンピューターは、どこまで人間に代われるのか|Mugendai(無限大)

(ライフハッカー[日本版]編集部)

Photo by Shutterstock.
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