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機械は叩いて直せるか?専門家の答えは「少しの間なら」

機械は叩いて直せるか?専門家の答えは「少しの間なら」

アメリカの70年代のテレビ番組「Happy Days」の登場人物Fonzのお約束の行動は、動かないジュークボックスを叩いて動くようにするというものでした。全米電子サービス業者連盟(NESDA)の執行役員、Mack Blakely氏は、これにはきちんと説明できる理由があると言います。「昔の製品には、たくさんの機械部品が内部に入っていたため、叩くことでその配置を直すことができた可能性があります。はんだ付けの接触が復活したのかもしれませんが、ほどなく、また動作不良が起きたことでしょう」現代の製品でも、この理屈は通用します。うまく叩けば、切れかけている接触を一時的に直すことができるかもしれませんが、リスクが伴います。例えば、回転盤を持つハードディスクを叩くと、読み取りヘッドが故障することがあります。したがって、「叩いて直す」方法は、プロフェッショナルに任せるべきです。電気技師としてほぼ50年の経験を持つBlakely氏によれば、軽くコツコツ叩いてまわることで、プリント基板の接触不良の箇所を特定することができると言います。「軽く叩くことが重要です。ドカンでなく、コツンです」とBlakely氏。

救急医療でも、同じ手法が使われています。心停止した患者の胸部に救命士が「前胸部叩打法」を施すのは、昔ながらの修理工と似たようなもので、停止した心臓を再度動かすために叩いているのです。しかし、電気製品と同様、この方法はメリットよりリスクのほうが多いことが、多くの研究によって明らかになっています。

Can You Fix a Machine By Smacking It?|Popular Science

Daniel Engber(訳:Conyac

Photo by Shutterstock.
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