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「節ネット」は依存度チェックと仕分けで始める

「節ネット」は依存度チェックと仕分けで始める

節ネット、はじめました。 「黒ネット」「白ネット」をやっつけて、時間とお金を取り戻す』(石徹白未亜著、CCCメディアハウス)の著者は、ネット依存を自覚した人物。本書ではそんな立場に基づき、自身のネット利用のなかから「時間を無駄にしている黒ネット」と「ついつい見すぎてしまう白ネット」を見極め、それらを減らしていく「節ネット」の方法を説いています。

第1章「あなたの健康を損なうおそれがありますので、インターネットの見すぎには注意しましょう」の冒頭に「ネット中毒識別チェックリスト」が掲載されているので、まずは自身のネット依存度をチェックしてみましょう。心当たりのある項目に、チェックを入れてみてください。

ネット中毒識別チェックリスト【日常生活】

□起床と同時にパソコンを起動する

□電車に乗ったと同時にスマートフォンを開く

□添い寝の相手はスマートフォンだ

□なんとなくヤフーのトップページに行ってしまう

□見たらイライラするとわかるタイトルのニュース記事(例:あきれた新成人、今年も大暴れ)をなぜかクリックし、腹を立てながら読んだことがある

□不愉快な内容が多く、腹が立つとわかっていながら定期的に見るサイトがある

□買う予定のまったくない商品やサービスの口コミを見ていることがある

□ふと気づいたとき、「なんでこんなものを見ていたんだろう?」と思うサイトを見ていることがある

□ウィキペディア、アットコスメ、ニュースサイト、不動産サイトなど、見始めたらもうどうにも止まらない無間地獄サイトにいくつか心当たりがある

□犯罪、事件、芸能スキャンダルをテレビで見たときに、詳細情報をネットで調べたことがある

(13ページより)

ネット中毒識別チェックリスト【各種SNS】

□嫌いだったり苦手だったりする人の書き込みをなぜかチェックしてしまい、案の定モヤモヤしたことがある

□書き込んだ後、通知を待てず「いいね!」やコメントの状況をチェックしてしまう。反響が気になり仕事も手につかない

□書き込んだ後、想定より反響が少ないと、あいつらはコメントもせず何をしているのかと友達の書き込みをストーキングしてしまう

□自分の書き込みに「いいね!」やコメント、リツイートなどをしてくれた人に対し、恩義に報いなくてはと強い義務感に駆られる

□機嫌をとっておきたい人や、気に入られたい人のどうでもいい書き込みに対し、9割がた下心の「いいね!」やコメント、リツイートをしたことがある

□共通の友人(Aさん、Bさん)がいる場合、Aさんがあなたの書き込みにはなんら無反応でも、Bさんの書き込みにはレスポンスを頻繁にしている状況を見ると、Aさんとそこまで親しいわけでもなかったのに狂おしい気持ちになる

□メールや電話を返してくれない人が、SNSで飯や飲み会などのノーテンキな写真をアップしているのを見て、畳をかきむしりたくなったことがある

□フェイスブックとウェブページやアプリとの連携を知らず、恥ずかしい趣味が露呈したことがある

(14ページより)

当然ながら、該当すればするほど危険なのだとか。そして、次の3つのうち1つでもあてはまれば、すでにネット中毒者だとのこと。

□ネットのせいで、実際の日常生活でやろうとしていたこと(家事仕事、趣味まで、あらゆること)ができずに終わった日がよくある

□ネットを見た後、なんでこんなことに時間を使ってしまったのだろうとむなしい気持ちになることがよくある

□ネットを見た後、イライラしたり悲しくなったり、他人が妬ましかったりと、見る前より不幸になっていることがよくある

(15ページより)

いかがでしょうか? おそらく大半の方が、自身をネット中毒だと判定されたのではないかと思います。では次に、第2章「ネットとの道ならぬ関係を清算する──距離を保って程よく付き合う『節ネット道』」から、著者が定義する「黒ネット」「白ネット」「無害」の際についての記述を見てみましょう。

「黒ネット」「白ネット」「無害」

やみくもにすべてのネット閲覧を制限しても、長続きしないのは当たり前。そこで著者が行なったのは、自分が見ているものを分類し、節ネットの優先度をつける仕分け。分類にあたってのキーワードは、「後悔」だそうです。

1.黒ネット:見たことに対する後悔が大きいもの(優先度高)

2.白ネット:ためになったりおもしろかったりで後悔はないもの(優先度低)

3.無害:仕事や生活で必要なもの(節ネット対象外)

(69ページより)

見たことを後悔したり、見ていて心がざわついたり、見る前よりも不幸になっていると感じるのが「黒ネット」。それらは、最優先で節ネットすべき対象だといいます。一方、ためになったり楽しかったりと、見ても後悔しないのが「白ネット」。そして、仕事や生活のために必要なネット利用は「無害」とし、節ネット対象外としているそうです。

著者が提案しているのは、自身のネット履歴を再確認し、その結果を「黒」「白」「無害」に分けてみること。そうすることによって、自身のネットへの依存度を把握できるわけです。つまり、どれだけの節ネットが必要なのかがわかるということ。(68ページより)

上記のような観点をもとに、本書では節ネットするためのさまざまな具体的メソッドを紹介しています。ポイントは、著者自身の体験談も豊富に盛り込まれている点。それらの大半は多くの人が共有できる感覚であるはずだからこそ、無理なく節ネットを実現できそうな気持ちになれるというわけです。

(印南敦史)

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