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集中力はそのままで「気を散らすもの」にうまく対応するテクニック

集中力はそのままで「気を散らすもの」にうまく対応するテクニック

気を散らすものがあると、生産性が大きく低下する恐れがあります。けれども、アメリカの一般読者向け心理学系専門誌『Psychology Today』によると、気を散らすものがあっても、それをスケジュールのなかにうまく組み込みさえすれば、集中することは可能だそうです。メタ認知と呼ばれる能力、つまり「集中が必要な時」と「不要な時」を的確に判断する能力を身につければ、本来の目的への取り組みを疎かにすることなく、作業の合間に、気を散らすものに対応することができます。ビジネス系ブログ「Entrepreneur」では、その仕組みを次のように説明しています。

学生たちは、心理学の講座のビデオを見せられ、ビデオが終わった段階で、テストで採点されることになっていました。研究者らは学生たちに対して、「ビデオを見ている間にテキストメッセージが送られるので、それに返信するように」と告げていました。

学生たちは、「8通のメッセージを受け取るグループ」と「4通のメッセージを受け取るグループ」、そして「1通も受け取らないグループ」に分けられていました。

予想通り、4通しかメッセージを受け取らなかった学生は、8通受け取った学生と比べて、テストの成績が上でした。けれども研究者たちは、もうひとつの相関関係に気づきました。テキストメッセージにすぐに返信した学生たちは、数分経ってから返信した学生たちと比べて、成績がずっと悪かったのです。

時間をおいて返信した学生たちは、心理学者が「メタ認知」と呼ぶ能力を使っていました。これは、「集中が必要な時」と「不要な時」を判断する能力です。この研究から分かるように、メタ認知能力を使えば、つまり、気を散らされても良い時がわかっていれば、パフォーマンスは向上します

この研究から分かるとおり、気を散らすものがあっても、すぐに反応するのではなく、対応できる時まで待ってからそちらに気を向ければ、うまく仕事がこなせるでしょう。「作業がすべて終わるまで待て」と言っているわけではありません。気を散らす物が何であれ、それに対処できるような作業の合間が見つかるまで待てば良いのです。

Attention Alert: A Study on Distraction Reveals Some Surprises | Psychology Today via Entrepreneur

Tori Reid(原文/訳:松田貴美子、吉武稔夫/ガリレオ)

Photo by N i c o l a.
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