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写真写りを良くするための体型別ヒント

写真写りを良くするための体型別ヒント

写真に写った自分を見るのが好きだと言う人はあまりいません。自分の欠点を目にするのがイヤだからです。でも大丈夫。シャッターが切れる瞬間、誰でも素敵に見えるコツがあるので、いくつかご紹介しましょう。

自分の体型を恥ずかしく思う必要はありませんし、窮屈なポーズを取る必要もありません。以前にも写真写りを良くする方法を紹介していますが、体型や容貌に応じて取れる対策というのがあるのです

身体の向きを変えてスリムに写る

写真に写ると5キログラムほど太って見えると言われます。でも、身体の向きによって見た感じも変わるのです。カメラに対して真正面を向いて立つポーズや座るポーズでは、写り込む身体の面積が増えてしまいます。ならば、カメラから遠ざかるようにして身体の向きを45度変え、重心を後ろ側の足に載せて「カメラから遠い方の腕」を身体の後ろに隠してみましょう。「曲がるところは曲げる」という黄金律も忘れずに実践してくださいね。

元モデルで現在は著名な写真家であるPeter Hurley氏は、顔写真の写りを良くするのは「あご」だと言い、あごのラインを美しく見せるための秘訣を伝授してくれました。それは、あごを突き出して頭を前に傾けるというもの。下の動画では、さまざまな状況でこの秘訣を活かす方法を紹介しているのでご覧ください。

ブログ「Fab After Forty」ではスリムに写る簡単な3つのコツを、紹介しています。

  • ルールその1:痩せている人の隣でポーズを取ってはいけません。服装が同じならなおさらです。
  • ルールその2:カメラに一番近い位置で写ってはいけません。
  • ルールその3:何でもかまわないので手近にあるものを手に取って、身体の突き出た部分を隠してください。突き出た部分とはつまり、お腹のことです。

他のコツをもっと知りたい方は、写真関連サイト「SLR Lounge」おススメの、肖像写真家Sue Bryce氏による1時間のお役立ち動画をご覧ください。Bryce氏がさまざまなポーズ別にコツを説明していますが、その中にすばらしいアドバイスがあります。それは、手でウェストラインを目立たせるというもの。両手は身体の横に置かず、腰に置いてウェストをつかみます。とはいえ、力を入れる必要はありません。親指を身体の横に当て、他の指を体の中心で近づけるようにするのです。下の写真を見れば違いがわかりますよね。

最後にもうひとつ、簡単なコツを伝授しましょう。できれば、黒か濃い色の洋服を着てください。

存在感をアップする

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痩せていて存在感が出ないという人は、身体の幅ができるだけ広く写るように、カメラに真正面を向けてください。そう語るのは『Portrait Photographer's Handbook』の著者Bill Hurter氏です。理想的なのは、顔の片側の「8分の7を見せる」アングルだと言います。

「8分の7を見せる」というのは、被写体がカメラからほんの少しだけ身体をそらしている状態です。言い換えれば、カメラを覗いた時に、顔の片側がもう片側よりもほんの少しだけ多く見えるということです。「8分の7を見せる」状態では、両方の耳がまだ見えています。

Hurter氏はさらに、何を身につけるかも重要だと説いています。明るい色の服装と明るい色の背景がベストだそうです。袖なしのシャツやブラウスは避けましょう。「男性の場合は、明るい色合いのジャケットを着たほうががっちりと見え、女性の場合は、ふわっとしたドレスやブラウスを着ると、細い腕を隠せるでしょう」と同氏は説明してます。

肩の力を抜き、写真を撮られるのはイヤだという考えは捨ててください。そういった感情は写真に表れます。写真関連ブログ「Photojojo」は、笑顔を作る前に3秒間瞑想するよう勧めています。

写真を撮る人に、シャッターを切る前に3秒間数えてほしいと頼みましょう。カウントダウンが始まったら、目を閉じて息を吸い込みます。そして、シャッターが切れる直前に、息を吐いて目を開き、にっこりほほ笑んでください。リラックスした、自然な笑みになるはずです。

背を高く見せる

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自分より背の高い人と一緒に写る際は、基準となるものがないよう気をつけましょう。例えば、長身の人や、誰もが高さを知っている日常的なもの(見慣れた郵便ポストなど)の横に立ってはいけません。比較されてしまいます。

できるなら、座って撮るのも一案です。座った人の写真を見る時は、身長にはあまり目が行きませんよね。同じく、足元や下半身が写らない構図で撮るのも効果的です。縦長の肖像写真の場合は特にそうです。全身が写る構図はやめておきましょう。

全身写真も写し方次第ですが、撮影する人が言うことを聞いてくれる時だけにしておきましょう。聞いてくれそうだったら、下からのアングルで撮るよう頼んでみてください。レンズの高さは、被写体であるあなたのウェストかそれより下にします。ファッションスタイリストのブログ「The Chriselle Factor」では、被写体の身長が写真の高さいっぱいになるよう撮影するのが良い勧めています。そうすれば、目の錯覚で上下に長く見えるからです。

どんな写真でもそうですが、服装で、外見はある程度変わります。Hurter氏も、先ほど紹介した著書でこの点について説明しているのですが、写真家交流サイト「Stack Exchange」で交わされたディスカッションの中で、あるアマチュア写真家がもっとわかりやすく解説しています。

外から見える脚の部分が多ければ多いほど、脚長に見えます。ほんの一例ですが、スカートが短ければ短いほど、普通は脚が長く見えるのです。流行しているかどうかは別として、ハイレグの水着にも同様の効果があります。どうやら、通常は「腰」だとされる部分のほとんどを、脚の一部だと錯覚するようです。

同様に、脚を細く見せるコツはほぼすべて、脚を長く見せるのにも役立ちます。(一例として)「スキニー」ジーンズは効果抜群ですし、裾が「広がっている」スタイルには、効果をさらにアップさせるものがあります。

最後に、集合写真で背を高く見せたい時は、グループの前のほうの、カメラに近い位置に立ってください。それから、バスケットボールの試合を観に行った時は、写真を撮らないのが得策ですね。

背の高さを目立たせない

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意外にも、背の小さい人のための写真写りのコツは、背の高い人にも当てはまります。まず、できるだけ座って写真を撮りましょう。全身が写らないよう、足元や下半身を切った構図も効果的です。全身写真の場合は、被写体のウェスト辺りの高さから撮影したり、身体が写真の高さいっぱいになる構図で撮ったりしましょう。

ただし、集合写真の場合は、背の小さい人向けの撮り方と逆にしてください。つまり、グループの後方の、カメラから遠い位置に立つようにします。もちろん、背の高さを強調したい場合は、比較できるようなものを写し込んで、背の高さが分かるようにしましょう。

色選びに気をつけて、動きに若々しさを出す

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大半の人は、年をとると化粧で小じわや笑いジワを隠そうとします。とはいえ、やり過ぎは禁物です。年齢のサインは、あなたの顔や写真に個性を添えるのですから。

顔写真を撮る際は、控えめで地味な色合いの背景を選びましょう。そうすれば、被写体と服が見る人の目を引いて強調されます。また、強い照明も避けたほうが良いのですが、スリーポイントライティング(3カ所から光を当てて被写体の形をきれいに見せるライティング手法)を忘れずに使用してください。

しかし、これが絶対的なルールというわけではありません。写真やデザインの技術が学べるサイト「Tuts 」に、色の使い方は時として、特に野外撮影の場合、画像に驚くほどの効果をもたらすと書いてありました。カラーで撮ってから、カメラマンに頼んで白黒の写真も作ってもらい、その上で良いほうを選ぶのが一番でしょう。

さて、高齢だからと言って、生気と面白みに欠けた、動きのない写真しか撮れないというわけではありません。他の人と同様、高齢者であっても活動的なひとりの人間なのです。写真サービスサイト「MCP Actions」には、写真は動きを伝えることもできると書いてあります。

年配の方にポーズを撮ってもらう際は、写真から動きと流れが伝わるよう心がけています。だからと言って、実際に動いているように見えなければならないわけではありません。それよりむしろ、被写体は生きて呼吸をしており、動きを持った人間であって、ただじっとしている生き物ではないことを伝えようとしているのです!

これは写真家の視点ですが、被写体の側でもこの視点を取り入れてはどうでしょうか。活発で生き生きした印象を醸し出してください。それには、自分が最も打ち込んでいる趣味を、写真の中で前面に押し出すのも一案です。野球でも、お菓子作りでも構いません。そうすれば、手持ち無沙汰にならずに、あっというまに自信がみなぎり(何と言っても、大好きな趣味なのですから)、表情が明るくなると「Digital Camera World」は指摘します。

いろいろコツを挙げてきましたが、写真家ならみな、写真写りが良くなりたいという人のために、どんな時でも効果抜群のアドバイスをひとつ知っています。それは、「撮影を楽しむこと」。自信のなさは写真に表れます。撮られたくないという気持ちもにじみ出ます。どうせただの写真なのだだと割りきって、自分がどう写ろうが気にせずに、撮られることを楽しんでください。そうすれば、きっと素敵な1枚が撮れるはずです。

Mihir Patkar(原文/訳:遠藤康子、吉武稔夫/ガリレオ)

Photos by Leremy (Shutterstock), WonderfulPixel (Shutterstock), Garry Knight, scottsnyde, dahorsburgh.
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