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文章力を高めるキホンは「知識の弊害」を意識すること

文章力を高めるキホンは「知識の弊害」を意識すること

インターネットは素晴らしいものです。自分の意見とキーボードがあれば誰でもライターになれるからです。しかし残念なことに、話はそれほど簡単ではありません。著名な心理学者スティーブン・ピンカー氏によれば、悪筆のほとんどが「知識の弊害」と呼ばれる現象によるものだそうです。何かについて書こうとする時、膨大な知識を元に文章を書くものです。これは、大抵の読み手が持っていないような知識です。ピンカー氏は、これが今日の最もひどい悪筆の原因であると言います。

知識の弊害とは、良い人が悪い文章を書いてしまう理由を説明する言葉としてピッタリです。これは、読み手がライターの知っていることを知らないとか、ライターが使う専門用語を読み手が知らないないとか、ライターにとっては当たり前すぎて書かなかったことが読み手にとっては重要だったというような現象を表しています。多くのライターはわざわざ専門用語を説明したり、論理を説明したり、必要不可欠な細部を説明したりという努力をしないのです。

もちろん、いつも意図的に説明しないわけでは無いでしょう。とはいえ、Pinker氏のアドバイスは覚えておくべきです。解決策として、ライターとしての自覚を持つこと、下書きの初めの段階で他者(できればそのテーマに詳しくない人物)に意見をもらうこと、休憩を取った後、書き上げる前に文章を必ず推敲することを挙げています。

これらは決して真新しいアドバイスではありませんが、原因を知ることは解決策を知ることと同じくらい重要です。書きたい内容をしっかり説明することが、読み手を増やす方法になるのです。

The Source of Bad Writing|Wall Street Journal

Whitson Gordon(原文/訳:Conyac

Photo by None of Your Business.
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