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ハリーポッターを読むと偏見を持ちにくくなる:研究結果

ハリーポッターを読むと偏見を持ちにくくなる:研究結果

ハリーポッターは、過去にないベストセラーシリーズでとても面白い小説ですが、単なる小説以上の価値があると言えそうです。最近の研究では、ハリーポッターの物語を読むことで他人への共感力が高まることが示唆されています。読書を通して、人の心は強く影響を受けます。イタリアのModena大学による最近の3つの研究によって、J.K.ローリング氏のベストセラーシリーズ「ハリーポッター」にもそのような力があることが証明されたのです。Loris Vezzali教授が主導する研究では、3つの異なる学生グループ(小学生、高校生、大学生)を対象にして行われました。全ての学生が2つのグループに分けられました。1つ目のグループはハリーポッターの偏見に関連した文章を読み、2つ目のグループは、偏見とは関係のない部分の文章を読みました。

結果、最初のグループは、一般的に非難を受けるような人々に対して、より大きな共感を示しました。研究者らは、異なった見方で物事を見たり、本に登場する非難されるようなタイプの魔法使いや生き物に遭遇することが役に立っていると考えています。米誌『Scientific American』のBret Stetka氏は、この研究を下記のようにうまくまとめています。

複雑で良く練られたテーマやキャラクターの登場する文学は、読者にそれまで考えもしなかった考え方を持ちやすくするのではないかと思います。ローリング氏は、子供たちの集団的性格に影響を及ぼす可能性のある、美しく考えさせられる生き物たちを寄せ集めて使っているように思えるのです。

もし皆さんが、あるいはお子さんがハリーポッターの魔法の世界にまだ飛び込んだことが無いのなら、読んでみると良いでしょう。読書の楽しみ以上のものが得られるかもしれませんよ。

The greatest magic of Harry Potter: Reducing Prejudice|Journal of Applied Social Psychology via Scientific American

Patrick Allan(原文/訳:Conyac

Photo by Kara.
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