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能登でヨガと瞑想をしませんか? 息(イキ)を整え、生き(イキ)方を選ぶ。そしてつながり始める新たな世界

能登でヨガと瞑想をしませんか? 息(イキ)を整え、生き(イキ)方を選ぶ。そしてつながり始める新たな世界

当たり前すぎて意識が及ばない、そんなことが身のまわりにはたくさんあります。けれど、それを改めて意識することで、ナニかが大きく変わり始める。そんな経験はありませんか?

呼吸。

これも、そのひとつ。お母さんの体から産まれ堕ちたその時から、私たちは肺で大きく呼吸し始め、生きている間ずっと呼吸を続けます。「生き(イキ)る」は「息(イキ)すること」。「息が合う」「息がはずむ」「息を殺す」「息をのむ」「ため息」「息つく暇もない」「息苦しい」「息抜き」などなど。「息」がつく言葉はとても多く、文字も「自らの心」と書くように、精神状態が息に表れていることが判ります。呼吸を整える方法を身につけて、落ち着いた心になれば、今ある日常も新たな発見へと変化していきます。

でも、無意識で足りるものにわざわざ意識を回す機会は持ちにくいもの。そこで私がオススメしたいのは、都心からたった1時間で非日常空間にワープできて、かつ呼吸を整える方法を身に付ける体験です。

筆者:石井かほり(いしい・かおり)

聖心女子大学文学部哲学科卒。短編映画『おばあちゃま ごめんね』が大阪阿倍野ヒューマンドキュメンタリー映画祭にて入賞。日本最古の型染め技法・木版染め職人を記録した映画『めぐる』(5カ国8都市上映)でメジャーデビュー。後、羽田澄子監督に師事。2011年に石川県能登半島に古くから伝わる塩づくりに励む人びとの姿を追ったドキュメンタリー映画『ひとにぎりの塩』(セブ国際ドキュメンタリー映画祭2013最優秀撮影賞受賞)を全国公開。監督自らが企画した映画ロケ地と地元との触れ合いをめぐる「塩田体験ツアー」により観光へと結びつける。そして、同じく能登を舞台とした新作ドキュメンタリー映画『一献の系譜』では、連綿と受け継がれていく能登流の杜氏の技とそこに懸ける職人たちの想いにせまり、来春以降の公開を目指し、現在目下製作中。また同作は、映画作りを通して能登の魅力を体感してもらう「呑みトモ」というサポーター制度を展開中。「呑みトモ」メンバーも随時募集中。詳細はこちら

新鮮なのにどこか懐かしい、奥能登にて

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場所は、石川県の能登半島にある穴水町。ここは「奥能登」と呼ばれる能登半島のもっとも奥に位置するエリア。11年前に能登空港が開港する前はなかなか都心から足を運びにくかったと言われますが、今では羽田空港から1時間で着いてしまう近さです。この近さにも関わらず、やっぱり日本海に突き出た半島。独特の風土がたくさん遺されています。頬に吹く風ひとつとっても都心のそれとは別物に感じられることでしょう。そして景観だけでなく、ここに息づき暮らす人々が大事にしていること、家の周りは常に綺麗に保つことや、人に一番良くできた作物を差しあげることなど。かつて日本中で当たり前だった、しかし今では忘れ去られているそんな美意識が今でもしっかり根付いている場所です。

訪れる人にとっては初めて出会うものばかりのはずが、「どこか懐かしい」という声も少なくありません。私はドキュメンタリー映画を製作する目的で能登と出会いましたが、この地を訪ねる明確な理由ができたこと自体に興奮したことを今も鮮明に記憶しています。

そんな能登半島の穴水町で、呼吸を整える体験がこの秋、待っています。それが「穴水町で過ごす旬の食と週末余暇(ヨガ)満喫ツアー」です。

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能登は寺社仏閣が多く、信仰深い地域でその中でも穴水には「さとりの道」と呼ばれるお寺が続く石畳が美しく遺されています。ちなみに、能登はかつて北前船で栄華を極めた豪商が住んでいた場所。彼らは富を極めた証として自分のお墓としてお寺を作ったのだとか。

そんな「さとりの道」にあるお寺の本堂で「海を眺めながらヨガ体験」はどうでしょう。ヨガは現在日本国内で実践する人の人口が150万人を超すと言われ、年率約30%で増えているという人気ぶり。

めぐるすべてを流していく呼吸法「阿息観」

そして、また別の寺院では「阿字観(あじかん)体験」もできます。

一般的にはあまり耳馴染みのない「阿字観」ですが、こちらは密教における瞑想法で、元々はお坊さんの修行として行われていたものです。最近では一般体験させてくれるお寺も少しずつ増えてきています。「阿字観」を簡単に説明すると、宇宙万物の始まりや不生不滅の原理、そして仏様を心の眼で観て、自身とそれらの一体感を得ることを目指すというものです。この瞑想ができると、創造的に生きることができるようになり、自分の中に仏の心が宿り、小さな草花にも命があるのだと優しくなれるとのこと。一足飛びに「さとる」ことは難しいですが、その初歩トレーニングとして「阿息観」という呼吸法が用意されています。今回はこの「阿息観」を体験してもらいます。

これは、瞑想用に姿勢を整えてから、体内の酸素をすべて吐き出し、今度は鼻から体の隅々まで大地のエネルギーを行き渡らせるイメージで目一杯、空気を体内に取り込みます。そして、ゆっくり息を吐き出しながら、「あー」と唱えます。次第にその声を1メートル、2メートル先へとだんだん遠くへ流れしていくイメージで繰り返し「あー」「あー」と唱えます。お堂での体験は複数人でするので、皆の呼吸が一つになる瞬間は、体験者しか解らない不思議な一体感が味わえます。「阿字観」という瞑想は、無の世界や止めるということではなく、めぐるすべてを流していく作業という表現が近いかも知れません。

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「ヨガ」も「阿字観」も、血流を良くし、体がぽかぽかと温まります。そして、意識して呼吸を作ることが、自分の時間を取り戻すことだと気づかされます。それは自分の道を振り返る機会でもあり、そこで見えてくるのは、身のまわりの大切な人たちの存在ではないかと思うのです。

また、「ヨガ」という言葉の意味のひとつである「つながり」にも重きを置き、今回のツアーイベントは、私が惚れ込んでいる地元の方々とつながる機会も用意してあります。体と心を緩めてバランスを取り、作られ方や、作っている人の想いをも含めた正しい食事を摂ること。この企画が誰かの新たな動きとなることを願っています。

>>穴水町で過ごす旬の食と週末余暇"(ヨガ)満喫ツアー

10/25(土)、10/26(日)開催のツアー(申し込み締切は10/2)に関してのお問い合わせ・お申込みは穴水町役場まで。

(石井かほり)

石井かほり|映画監督

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