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仕事でトップに立つ人間なら、この5つの心構えをしていてほしい

仕事でトップに立つ人間なら、この5つの心構えをしていてほしい

Inc.全権を握るトップに立つなんて、そこまで気持ちの良いものではありません。今回はトップに立った時に少しでもうまく仕事ができる心構えを紹介しましょう。

私はここまで来るのに10年かかりました。2002年にthe American Society of Journalists and Authors(以下ASJA)に役員として参加し、2012年に会長職を引継ぎました。これは異例なことです。役員として参加した人は数年で辞めるか、役員から会長になるとしたらもう少し早くなります。しかし、私は役員として参加し、自分なりに会長になるべくマイペースで働いてきました。まったく急いでいなかったのです。

私は人の上に立つのが好きではなく、自信がない自分自身について学んでいました。人の上に立つのは問題ないのですが、そこまで好きではないのです。私は、命令するよりも説得する方が好きなので、独断よりも影響力を持ちながら導く方が好きです。しかし、このような周囲の意見をまとめる能力は、役員としてはとても有効でしたが、会長になっても同じく使えました。

ASJAは、あらゆる人、プログラム、序列で構成された大きな組織なので、その会長職ともなるとかなり大変なのです。私はゆったりとしたリーダーが好きですが、会長になったこの2年間は、違うタイプにならざるを得ない時がありました。その間に私が学んだことを、いくつかお話します。

1. 責任感の無さそうな素振りをしない

あなたが全責任を取るのであれば、他の人と同じように振る舞うのは意味がありません。親が子どもに対して、権威ある人間としてではなく、友だちのように接しようとするのに似ています。短期的に見ればその方が楽しいかもしれませんが、長期的に見れば悪い結果を導くことになるでしょう。

ほんのわずかですが例外もあります。トマトの加工会社「Morning Star」は、1970年代から階級のない構造を厳しく維持してきました。しかし、事前に十分な計画を立て、人事採用では同じような志を持つ人だけを雇うようにしていたのです。社員間で衝突し、問題を解決できない時だけ、CEOではない創業者が、ときどき最終的な意思決定をするのだそう。

2. 衝突を避けようとしない

私は、ASJAの人たちに「外交の女王」と言われていました。誰とでも良い関係を築き、衝突を解消するコツを知っていたので、みんなが幸せだったからです。また、良くない報せは最大限の配慮を持って伝えるのも上手でした。しかし、会長になる前にも、うまく付き合うのと、深刻な会話を避けるのは、根本的な違いがあると知っていました。

ストレスにもなるし、嫌な気分になるものではありますが、対立にきちんと向き合わなければ、後でもっと面倒なことになります。相手が聞きたくないことを言わないようにしていると、結果的に組織は機能せず、そこにいる人たちも不幸になります。

3. 全員が納得する答えを出そうとしない

これは、何人かの仲間に指摘されるまで、たびたびやってしまっていた失敗です。すぐに解決する必要のない問題があり、ASJAのリーダーの総意が取れていない時、問題の解決を延々と先送りすることがありました。したがって、全員が納得する答えが出るまで、延々と議論していたのです。私は全員が納得した方がいいと思っていましたが、実際は周りをイラつかせていました。

仲間の意見に耳を傾けるのは素晴らしいことですが、対立する意見が出た時や、自分の意見と対立する時は、自分が正しいと信じるものを選ばなければなりません。私は全員の意見を聞き、それから決断し、その理由を説明しています。驚いたことに、反対意見を持っていた人が、誠実で敬意を払った対応に感謝してくれることがあります。

4. 議題は必ず決めておく

周囲の意見を聞く時も、どのような問題を解決したいのか、どのような議論をするかを決めるのは、リーダーであるあなたです。大事な問題がたくさんあっても、なぜその問題に関する結論を出さなければならないかを提示するのがリーダーの仕事です。何か問題が起こったから、当面の対処法を探しますか? 適切な評価が必要とされる新しい機会を模索しますか? 新しい方向性を感じさせる大胆なアイデアに関する議論をしますか?

5. 助けを求めるのを躊躇しない

あなたがトップなのですから、最終的な決断を下すのはあなたです。しかし、だからと言って、すべての答えを出さなければならないという意味ではありません。決断を下すのが難しい時や、どうすればいいのか分からない時は、少なくともしばらくの間は、「難しい」と言ってもいいでしょう。困難な状況に直面した時に、自分の弱さをさらけ出すのを恐れて「君が私の立場だったらどうする?」と聞くのをためらわないように。

予想もしなかった答えが返ってくることもあります。難しいと思っていた状況に、まったく違う新しい視点をくれることもあります。助けを求めることで、正しい選択へと導いてくれるのです。

Uncomfortable Being the Boss? 5 Tips That Will Help|Inc.

Minda Zetlin(訳:的野裕子)

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