特集
カテゴリー
タグ
メディア

「勝手に先生モード」が効率的な学習への近道:研究結果

「勝手に先生モード」が効率的な学習への近道:研究結果

学習とは、知識を記憶し、後に使用できるようにすることに他なりません。人に教えるということから考えると、脳が思い出しやすい最も効率的な方法で情報を記憶するのが得策です。つまり、教える準備をするつもりで新しい事を学ぶのが、最良の学習方法といえるでしょう。「Memory & Cognition」誌に掲載された最近の研究では、2つのグループに新しい情報を学ばせました。一方のグループは「情報を学んだ後、それを教えなければならない」と伝えられ、もう一方には「ただ自分自身のために学ぶように」と告げました。その後、両グループは、学んだ情報に関する全く同じ内容のテストを受けましたが、実際にはその情報を誰にも教えることはありませんでした。

この研究の指揮を取ったJohn Nestojko博士は、結果について以下のように説明します。

テストのために学んでいる人々と比べ、教えるために学んでいる人々は、より正確に情報を思い出しました。彼らは思い出した情報を効果的に整理し、取り分け重要な情報に関しては特に優れた記憶力を発揮しました。この結果が指し示すのは、学習前や学習中の生徒の考え方が、学習そのものに大きく影響するということです。そして、比較的簡単な指示で、生徒の考え方を前向きかつ効果的に変更していけるのです。

私たちも何か新しいことを学んでいるとき、誰か知っている人を思い浮かべ、学んでいることを教える準備をしてみましょう。友達の学生、同僚、大切な人、誰でも構いません。学んだ事柄を見ながら、その人が完璧に理解できるように、具体的な知識の伝達方法を組み立ててみてください。大切な要素を示したレッスンプランができあがるはずです。誰にも教える必要はありませんが、学んだ事柄をとてもよく理解でき、必要があれば実際に教えることもできるでしょう。この研究の詳細は、下記のリンクより見られます。

Expecting to teach enhances learning and organization of knowledge in free recall of text passages | Memory & Cognition via PsyBlog

Patrick Allan(原文/訳:Conyac

Photo by Sani_Flickr.
swiper-button-prev
swiper-button-next