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低カロリーのメニューはまずい?外食でヘルシーに食べる時に気をつけたいバイアス

低カロリーのメニューはまずい?外食でヘルシーに食べる時に気をつけたいバイアス

誰でも時には、レストランのメニューを見て「今日はヘルシーなものを選んでみようか」という気分になった経験があるはずです。でも、こうしたカロリー控えめの料理がメニュー内でひとまとめに載っていると、かえって見過ごされがちになるという研究結果が発表されました。Jeffrey R. Parker氏とDonald R. Lehmann氏の研究によると、レストランで食事を選ぶ際、人はほぼ無意識に、メニューの中でヘルシーな料理だけが載っているセクションを丸ごと避けてしまう傾向があるのだそうです。両氏の調査で、レストランのお客は「比較的シンプルな評価基準を用いて、望まない選択肢」を排除し、実際にオーダーする料理を手早く絞り込んでいることがわかったのです。このやりかたなら、例えば夕食の時間帯は朝食メニューを最初から見ない、といった判断が簡単にできます。その反面、ありがたくない副作用もあります。カロリー控えめのメニューがひとまとめに載っていると、多くの人がその部分を無視してしまうのです。

複数の一連の研究から、 以下の事柄が判明しました。メニューにカロリーが表示されていると、比較的低カロリーの料理が選ばれる傾向があります。しかし、同じ内容のメニューでも、低カロリーの料理を「カロリー控えめ」と名付けた1つのカテゴリーにまとめて掲載すると、皮肉にもカロリーを表示した効果は失われてしまいます。

その理由は、メニューの中でも、「ヘルシー」「ライト」「カロリー控えめ」と銘打たれた料理は、あまり美味しくないと判断されてしまうからだそうです。

直感的には、カロリー表示に加えて、低カロリーの料理がまとめて1つのセクションに掲載されていたら、低カロリーの料理を選びやすくなるはずだと思うでしょう。でも、「そうなるはず」だからと言って、必ずしも「そうなる」とは限りません。レストランのお客は、あまりヘルシーではない料理のほうが、美味しいはずだと期待します(体験上もそう感じているはずです)。というわけで、「カロリー控えめ」あるいは「550カロリー以下」といったカテゴリーは、そこに入っている料理について否定的な推論(「お腹いっぱいにならない」とか、「まずそうだ」といったこと)を導き出すきっかけになりがちなのです。

この問題を解決するには、何となくメニューを見るのではなく、「ヘルシーな料理を選ぶぞ」と意識づけしておくのが肝心です。メニューの中から低カロリーのセクションを探して、そこから選ぶように習慣づければ良いのです。

How and When Grouping Low-Calorie Options Reduces the Benefits of Providing Dish-Specific Calorie Information|Journal of Consumer Research, Inc. via WonderHowTo

Mark Wilson(原文/訳:長谷 睦/ガリレオ)

Photo by Shutterstock.
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