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オールラウンドな4K対応デスクトップPCをつくる前に確認すること

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オールラウンドな4K対応デスクトップPCをつくる前に確認すること

4Kが正式に「定着した」というにはまだ少し早いですが、それもそう先の話ではありません。4Kのメリットは目に見えてわかります。もっとも、あなたが4K対応機器を持っていれば、の話ですが。

そう、4K対応のPC環境を手に入れるには、単にピクセル数の大きなディスプレイを買ってくるだけではダメなのです。この記事では、あなたのニーズのすべてに対応できる4Kデスクトップ環境に必要なものと、知っておくべきことを紹介します。

4Kが自分に向いているかどうかを見極める

画面にいろいろと表示させるのが好きで、複数のウィンドウを同時に開きっぱなしにしている人や、画面上のあらゆるピクセルをムダなく使いこなせる人にとっては、4Kはすばらしいものです。全画面表示でゲームをするのが好きで、4Kディスプレイ対応のシステムを持っている人にとっては、さらに最高です。

ですが、大画面と高解像度の飽くなき追究者を除けば、現時点で4Kを買うべきなのは、どんな人なのでしょうか? たしかに、4Kディスプレイや4Kテレビを店頭で見かけることは増えましたが、まだ誰にとっても実用的というわけではないのです。それでは、4Kの恩恵を受けられるのはどんな人か見ていきましょう。

開発者、トレーダー、そのほかのマルチウィンドウ好き

生産性を重視する人には向いています。第1のメリットは、単純に画面上で使えるスペースがかなり広がることです。これまでよりもたくさんのウィンドウやアプリケーションを開いて、タイル状に並べて表示できるようになります。たくさんのウィンドウを同時に開く必要がある人にとってはすばらしいメリットですが、もちろん、それだけ気が散ることも多くなります。

さらに、「使えるスペースが広がる」は、どこかの時点で「どのウィンドウも文字が細かすぎて、結局読めない」に変わってしまいます。使えるスペースが広いからといって、必ずしも生産性が上がるとは限らないのです。

とはいえ、感じ方は人それぞれ。実際に4Kディスプレイを使っている人の感想を知りたい方は、Seikiの39インチ4Kディスプレイを購入した開発者であるJohn Somnez氏のレビューBrian Hauer氏の記事「4Kはプログラマーに最適」をチェックしてみてください。

ビデオやオーディオのエディター

ビデオエディターなら、スペースが広がったぶん、ビデオトラックを撮影されたとおりに見ることができます。『After Effects』や『Final Cut』を使っている人ならまちがいなく、4Kディスプレイでワークスペースが増えるのをありがたく思うはずです。

複数のトラックやそのほかのメディアファイルをすべて、同じウィンドウで同時に見られるようになります。もちろん、それぞれのトラックのサイズを郵便切手並みに小さくする必要もありません。編集しているのが4Kビデオなら、特にメリットを感じるでしょう。

ハイエンドのPCゲーマー

お気に入りのゲームをいつも目いっぱいの設定でプレイしている人で、しかもそのお気に入りのゲームのシステム要件が最高レベルの場合には、4Kが向いています。すでに多くの開発者が4Kへの対応予定を表明していますから、今後のお楽しみはたくさんありますし、現時点でも手持ちのゲームの楽しみが広がるはずです。

もちろん、4Kはどんな人にも向いているわけではありません

予算が限られている場合は、いますぐ4Kにお金をつぎ込むのがベストとはいえません。その点については、4Kディスプレイについて説明した以前の記事でも触れています。4Kディスプレイは、活用できる人にとっては大きな利点がありますが、コストパフォーマンスはお財布にやさしいものではありません。多額のお金を使うことになるでしょう。

ビデオエディターや写真家なら、たとえ安価でも、カラーがお粗末で視野角の狭いディスプレイには気をつけないといけません。ゲーマーも、ディスプレイから離れると解像度の違いを感じにくくなることや、リフレッシュレートに気を配る必要があります。Macユーザーの場合は、自分の使っているデバイスが4Kをサポートしているかどうかを確認し、OS X Mavericksバージョン10.9.3以降を使う必要があります。

とはいえ、ここ数カ月だけを見ても、4Kディスプレイの値段は下がっています。お店に並ぶディスプレイの数が増え、4Kゲーミングの人気も出はじめています。では、ゲームや生産性向上のために4Kディスプレイを導入したい場合には、何が必要になるのでしょうか? それをこれから説明していきます。

PCを4K対応にするために必要なもの

4Kのピクセルをすべて使いこなすのは、簡単ではありません。コンピューターを4Kディスプレイにつなぐ場合は、自分のやりたいタスクが、ディスプレイのネイティブ解像度(3840 x 2160)に対応していることが理想です。4Kディスプレイをセールで手に入れてデスクに置くまえに、以下のコンポーネント(要件)を調べて、そうしたタスクに対応できるかどうかを確認しましょう。

ディスプレイそのもの

当然ながら、最初の問題はディスプレイです。ディスプレイが自分のニーズに合っているかどうかを確認しましょう。4Kを導入する理由が、「最高の3Dゲームを楽しみたいから」というものなら、先ほど挙げたお財布にやさしいSeikiのディスプレイは、魅力的な選択肢とはいえません。Seikiのディスプレイはリフレッシュレートがわずか30Hzだからです。

開発者やライターのように、60Hzものリフレッシュレートを必要としない人の場合は、それでも問題ありませんし、その価格設定(通常は400ドル前後)は魅力的です。でも、60Hzと3Dゲーミングを条件に入れるなら、よくある話ですが、さらなるパワー(と、さらなるお金)が必要になります。ありがたいことに、「法外」というほどではありませんが。

グラフィックカード

4Kディスプレイで最高のオールラウンド性能を得るためには、ピクセルをすべて活用できるだけのグラフィックカードが必要です。1枚ではなく、2枚必要になるかもしれません。60Hzに対応していれば、なお良いでしょう。グラフィックカードは、PCならDisplayPort、MacならThunderbolt 2(またはHDMI 2.0。ただし、こちらはまだほどんどのグラフィックカードでサポートされていません)でディスプレイに接続する必要があります。

簡単にまとめれば、"ゲーミングに使いたいのなら"、ハイエンドのカードを検討するほうが良いでしょう。今PCに挿しているカードでは、ごく最近に最高のスペックでPCをつくったのでない限り、おそらく役に立たないでしょう。とはいえ、いくつかの選択肢はあります。AMDとNVIDIAの主力カードは、どちらも4Kをサポートしています。両社の最新のドライバも同様です。

プロセッサ

コンピューターが4Kディスプレイに対応できるかに関して、プロセッサは直接的な影響を与えるわけではありません、でも、プロセッサ(とRAM)は、マシンを固まらせずに同時に開けるアプリケーションの数を左右します。さらに重要なのは、CPUの性能がグラフィックカードと釣り合っているかどうかです。ゲーミングが最優先の目的なら、この点は特に大切です。CPUをケチってボトルネックをつくってしまうのは、避けたほうが良いでしょう。

要は、バランスです

4Kディスプレイとグラフィックカードを購入するお金だけでも、低予算志向派のシステムビルダーが自作PC全体に費やす額を上回ってしまうかもしれません。多くの人にとっては、手が届くとはいえない代物です。ですが、ある程度のお金を注ぎ込んでもかまわないという人にとっては、4K対応PCはとても素敵な最先端技術といえるでしょう。

Alan Henry(原文/訳:梅田智世/ガリレオ)

Title photo made using Fabio Berti (Shutterstock), and Robin2 (Shutterstock). Other photos bywccftech.
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