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クラウドと「水のATM」がインドの飲料水を救う

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クラウドと「水のATM」がインドの飲料水を救う

蛇口をひねる。きれいな水が出てくる。日本に住んでいると当たり前のことが、海外に出れば当たり前ではなくなります。旅先でも悩みの1つになりがちな水のトラブルですが、より問題が深刻な国もあります。

「安全な水を得るために、インドの母親たちは毎日約2時間を費やしている」

「清潔でない水は、さまざまな病気を蔓延させ、疾病を引き起こす」

「信頼性の高い水こそが、疾患を防ぐだけでなく、財政負担も減らせる」

これらのメッセージは、2008年に設立されたインドのスタートアップ企業「Sarvajal」が、自社の取り組みを伝えるプロモーション動画で訴えかけていることの一部です。

彼らが行っている事業を、国内外のイノベーションを伝えるメディア「Mugendai(無限大)」が取り上げていました。Sarvajalが手がけるのは「水のATM」を普及させるフランチャイズ事業です。

「水のATM」とは何か

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Sarvajalによる「水のATM」とは、太陽光で発電し、専用のプリペイドカードをかざすと浄水が出てくる装置のこと。水の量(5、10、20リットル)で金額は異なり、消費者は必要な分の水だけを買うことができます。装置は、独立したタンク式のものもあれば、浄化済みの水を他の装置から輸送して販売するものもあります。

安定した運営のためにクラウドを活用

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Mudendaiによると「水のATM」ではクラウドが活用されているとのこと。

ATMには水の供給以外にも、クラウドを用いたモニタリング機能も搭載。水質や供給量、不具合の発生状況のほか、エネルギー使用量や村人たちの利用時間帯、需要と供給のバランスといったあらゆるデータをリアルタイムに把握できます。これにより、水の適切な補給や、迅速なメンテナンスが可能となりました。

各地域ごとにフランチャイズで展開するからこそ、このような仕組みがより必要になるということでしょう。「水のATM」は「現在までに総計140台が設置され、日に10万人に対してきれいな飲料水を提供している」とのこと。薬を飲む、手を洗うなど、「飲む」以外にも浄水が必要になるシーンが多いもの。今後も普及が進むことで、社会的な問題解決に貢献しそうです。

Sarvajalだけではなく、Mudendaiではさまざまなイノベーションの事例を紹介しています。テクノロジーが日本、そして世界のあらゆる場面で起こす変化をうかがい知ることができるでしょう。

クラウド技術を活用し、人々に安全な飲料水を──インドのスタートアップ企業の取り組み | Mugendai(無限大)

(ライフハッカー[日本版]編集部)

image by Prachi Saraogi,The Tech Museum of Innovation·
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